花粉症にはユーカリ、ローズマリー、ペパーミント、ラヴィンサラの4本が大活躍
花粉症に大活躍の4種類のアロマ。左から、ユーカリ、ローズマリー、ラヴィンサラ、ペパーミント
花粉症で思考能力が低下している場合には、頭をスッキリとさせてくれる効果も期待できます。どの精油もスーッとした香りです。香りを嗅ぐことで鼻水を溶かす成分も一緒に吸い込むため、頭をスッキリとさせ、つらい鼻づまりに直接働きかけてくれることを期待できます。
先ずはこの4本の精油の香りをそれぞれ嗅いでみて、好きなものを2種類選んで使ってみてください。1種類ずつをローテーションしながら使って、精油に慣れると良いでしょう。使い慣れてきたら、4種類の精油を2種類ずつブレンドして使うのも楽しいです。
またこれらの香りが苦手な場合は、花粉症の症状を和らげるために、これら4本の精油から1種類は選択して頂く必要がありますが、何か別の好きな香りを選んでブレンドして、好きな香りにアレンジして花粉症ケアにチャレンジしてみてください。
これら4本の精油にブレンドしやすい精油は、柑橘系の精油であるレモンやグレープフルーツ、スイートオレンジやレモングラス(色があるのでマスクなど布地に使う時に注意)、ローズウッドなどです。
花粉症のアロマケアは療法的な使い方となります。安全に使って頂くために「精油のローテーション」を心がけてください。
【参考文献】
『増改補訂 アロマテラピー事典』 著:パトリシア・デーヴィス 訳:高林林太郎 フレグランスジャーナル社刊 2004年、『アロマテラピーのための84の精油』 著:ワンダーセラー 訳:高林林太郎 フレグランスジャーナル社刊 2004年、『スピリットとアロマテラピー』 著:ガブリエル・モージェイ 訳:前田久仁子 フレグランスジャーナル社刊 2000年第1版第1刷発行、2008年第9刷発行
実践! 花粉症のつらい症状には蒸気吸入が即効性あり
蒸気吸入にはバスタイムを有効活用しましょう
ガイドは蒸気吸入で一番手っ取り早い方法として「お風呂」での活用をおすすめします。花粉症に役立つ精油を5滴以内でアレンジしてお風呂に直接垂らすだけでOKです。入浴剤を作ってアレンジしても蒸気吸入を楽しむことが出来るでしょう。下記レシピを参考にしてください。
「アロマホットフェイシャルスチーム」の記事で紹介している「お風呂でのスチーム方法」は、花粉症の場合、一番療法的な「蒸気吸入方法」です。お風呂に精油を5滴垂らし、湯船に3分の2程度蓋をしてバスタオルを背後から覆い被って蒸気を吸い込む方法です。
蒸気吸入に即効性がある理由は、吸い込むときに蒸気が肺などの呼吸器を湿らせることで精油の吸収が良くなるためです。ハンカチやマスクに垂らして吸い込む場合とその点が違います。
症状がつらい時や療法的なケアをしたい時は先ず「蒸気吸入」を試してみてください。
<鼻づまりに役立つ吸入用アロマレシピ例 1>
※レシピはお風呂での蒸気吸入用レシピとして総滴数は5滴、()内の滴数はマグカップやボウルでの蒸気吸入用として総滴数を3滴としています
・ペパーミント 3滴(2滴)
・ラヴィンサラ 2滴(1滴)
<鼻づまりに役立つ吸入用アロマレシピ例 2>
・ユーカリ または ローズマリー 3滴(2滴)
・ローズウッド 2滴(1滴)
>次のページでは花粉症に役立つアロマスプレーとアロマバームのレシピを紹介します