ニオイの予防と対策
デリケートゾーンのニオイの原因が、不衛生による雑菌の繁殖であることがわかったら、その対策は、どのようにすればよいのでしょうか。まずは、身に着ける下着は、いつも清潔なものにすること。経血などで下着が汚れてしまった場合は、洗浄力の高い漂白剤でつけ置きするなどを心がけてください。汗をかいた時には、すぐに履き替えるようにするのもよいでしょう。生理中は、長時間同じナプキンを使用しないようにすること。おりものの量が多い人は、おりものシートを利用するようにしましょう。水分摂取をこまめに行うことも、皮脂と汗の分泌量の調整を正しく保つ上で大切。お茶やジュースではなく、浄水をしっかり摂取するようにしましょう。1日1.5リットル以上を目安にするのが、健康的な摂取量です。夏場は、どうしても冷たいお水を飲みたくなってしまいますが、冷水は体の臓器を冷やしてしまうので、常温のお水を摂取するように心がけてください。
トイレに行ったときに、ウォッシュレットを使うのもおすすめします。入浴時に、陰部をしっかり洗うようにしましょう。デリケートゾーンの皮膚は弱いので、ボディシャンプーは、弱酸性で肌に優しいものを使うようにしましょう。
後、アンダーヘアの処理を行うのもおすすめです。アンダーヘアの処理については、まだまだ意識が低い人の方が多いですが、長く伸ばしっぱなしよりも、短く整えておいたほうが、清潔に保ちやすくなります。最近では、エステティックサロンや美容クリニックなどで、さまざまなアンダーヘアの脱毛法が提案されていますが、信頼できるサロンやクリニックでレーザー脱毛を行うのもよいでしょう。
デリケートゾーンのお手入れのポイントは、「いつも清潔に」
アンダーヘアの処理を
レーザー脱毛を行う場合には、皮膚が痛まないように保湿や専用のクリームなどを使用してください。カミソリでの自己処理を行う場合には、カミソリ負けしないように専用のシェービングクリームを必ず使用してください。
パートナーがいる方であれば、セックスの前後にも、不潔にならないように気をつけてください。アンダーヘアに精液がついたまま下着を着用すると、タンパク質が主成分である精液が雑菌の栄養となって、これまたニオイの原因になりやすくなります。
セックスの時、デリケートゾーンが痒かったりにおったりしていては、肝心の行為そのものにも集中できなくなってしまいますし、ちょっと興ざめしてしまいますよね。
「見えない部分だから」と手を抜くのではなく、見えない部分だからこそ、とりわけ入念なケアをしてあげることが、大人のマナーなのではないでしょうか。