アンチエイジング/アンチエイジングなライフスタイル

ストレス疲れでホルモン分泌が乱れると老化する?!(2ページ目)

「検査しても悪いところがないのに疲れやすい」、「朝の目覚めが悪く、カフェインや刺激物がないとシャキッとしない」という人は、疲れやストレスが限界を超えて、ホルモン分泌の重要拠点の副腎が悲鳴をあげている「副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)」「ホルモン疲労」かもしれません。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド


副腎はホルモンを分泌する臓器

副腎は2つの腎臓の上にちょこんとある、わずか5g程度の小さな臓器ですが、私たちがいろいろなストレスによって健康を損なわないように、さまざまなホルモンを分泌して、バランスをとってくれるのが副腎です。
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副腎は左右2つある腎臓の上にちょこんと載っているわずか5gほどの小さな臓器です


副腎が分泌するホルモンには次のようなものがあります。
・アルドステロン
体内のナトリウムとカリウムの濃度をコントロールするホルモン。

・コルチゾール
脂肪、タンパク質、糖質の代謝をコントロールして、血糖値の維持にも関係し、ストレスが多い状態でも体の機能を正常に保とうとするホルモン。激しい怒りを抑えるためにコルチゾールが分泌される。

・DHEA(デヒドロアピアンドロステロン)
性ホルモンに転換されるホルモンで、コレステロール・体脂肪を下げ、筋肉強化、若返り効果が期待されるホルモン。

・アルデナリン・ノルアドレナリン
ストレスを受けると分泌され、血圧・心拍数を上昇させ、緊張を高めるホルモン。激しい怒りを感じたりするとアドレナリンが分泌される。

ストレスから私たちを守ってくれる副腎

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自動車の運転などでもたっぷりストレスを感じることがありますが、そんなとき副腎がストレスに負けないように体内を正常に保ってくれます

私たちはストレスを皮膚や眼、耳などの感覚器で感知し、その刺激が脳に伝わります。すると脳の視床下部の脳下垂体から副腎にホルモン分泌を促進するサインになる物質が放出され、これが副腎に届けられて、副腎からホルモンが分泌されるのです。副腎は体がストレスに負けないように働くための重要なパーツなのです。

「ストレスを受けても副腎が守ってくれるから大丈夫!」そう軽く考えてはいけません。小さな副腎には限界があり、処理しきれないストレスがかかると、一気に美容状態が悪くなったり、体調を崩したり、スタミナが落ちて老け込んでしまいます。さらに悪化すると免疫力の低下を起こし、アレルギー、自己免疫疾患、慢性疲労症候群、生活習慣病などを引き起こす場合もあります。
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