アンチエイジング/アンチエイジング基礎知識

アンチエイジングは20代後半から始めるべき?老化予防の方法とは

老化は0歳から始まります。そしてアンチエイジングを始めるべき時期は20代後半。平均的な閉経(月経が終わる時期)を迎えるのが50.5歳。女性としての折り返し地点が25歳です。ずっと綺麗な自分でいるために、正しいアンチエイジングを始めましょう。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド

<目次>

アンチエイジングは20代後半から!老化は0歳から始まっている?

アンチエイジング、20代後半からでも早くない!

いつまでも美しくいるために、20代後半からはアンチエイジングを始めましょう

老化は0歳から少しずつ進んでいます。生まれたばかりの赤ちゃんの肌は、みずみずしくシミやシワもありません。それが大人になるに連れて、紫外線、乾燥、細菌、ストレス、不規則な食事、睡眠不足などが原因で、肌も老化が進みます。

でも少しずつ老化が進むため、10代や20代では、なかなか自分の老化に気がつきません。

ちょっと自分の生活を振り返って次の5つをチェックしてください。「忙しいから」という理由に逃げ込んで、老化を見逃さないでください。1つでも当てはまる人は、そのウィークポイントを直し、3つ以上に当てはまる人は、根本的に生活を見直して、真剣にエイジングケアを始めましょう。

【アーリー・アンチエイジング度チェック 】

□ 「疲れている?」と人から言われることが増えた。
□ 疲れやすくなって、休んでも疲れが抜けない。
□ 風邪をひきやすくなった。
□ 便秘や下痢など、お腹の調子が悪い。
□ 朝の目覚めがスッキリせず、やる気が出ない。


 

疲れている?と聞かれたら「見た目老化」の証拠

人から「疲れている?」とよく聞かれるようになった人は、「見た目の老化」が進んでいる証拠。疲れ知らずだと自分自身で思っていても、外見は疲れに負けてしまっているのです。疲れても、「見た目が元気」に見えるようなエイジングケアが必要といえます。

休んでも疲れが抜けない人は、体力や回復力が落ちている証拠。若い肉体であれば、多少無理をしたり、ダメージを受けても、「修復能力」が高いので、すぐに元通りになりますが、老化が進むと「修復能力」が落ちます。そのため、疲れが抜けずにたまっていき、それが老化を加速します。
 

便秘・下痢は老化のサイン

風邪をひきやすくなった人は、免疫力という、自分の体を外敵から守る力が落ちているサインです。私たちのまわりにはたくさんのウイルスや細菌、有害物質があり、それを体の中に入れないようにがんばっているのが免疫力。免疫力も残念ながら年齢とともに低下します。

そのサインとなるのが風邪をひきやすい体質になったり、肌トラブル、目が腫れる、などの症状です。

便秘や下痢など、腸のコンディションが悪いのは、消化吸収能力が低下している証拠。そうすると、せっかく食べたものの栄養が髪や肌に行き渡らず、美容状態が悪化します。
 

目覚めの悪さは心の老化

目覚めの悪さは心の老化かも?

目覚めの悪さは心の老化かも?

朝の目覚めが悪く、やる気が出ないのは、心の老化の始まり。新しい一日のスタートが憂うつな気分になってしまうのは、心のエネルギー不足、心の若さが不足しているサインです。
 

25歳は立派な中年!

これらのサインが目立ってくるのが25歳を過ぎた頃。「25歳はまだまだ女性として未熟」と考えている人も多いと思います。しかし閉経(月経とさよならする時期)の平均は50.5歳。

明治時代の女性の平均年齢は38歳ですから、25歳と言えばまさに中年! ターニングポイントなのです。と同時に、25歳という年齢は女性として最も輝いて美しい時です。25歳の肌や髪、プロポーションなどをしっかり覚え込んで、それを目標にエイジングケアを続けていくようにするといいでしょう。

ではそもそもなぜアーリ―・アンチエイジングが必要なのでしょうか?
 

老化は予防と早期治療が大切

なぜアーリー・アンチエイジングが必要なのでしょうか? それは老化が進んでしまうと、シワやシミなどは消しにくくなるからです。

たとえばほうれい線や眉間のシワも、目立たないうちにケアしておけば、老化を食い止めることができます。でもそのまま野放しにして、肌の乾燥やたるみなどを放置しておくと、日々の積み重ねによって、少しずつシワが深く刻まれていくのです。

アンチエイジングは病気の予防と同じ。なぜなら老化は病気に結び付く怖いものでもあるからです。キレイに年を重ねるためには「予防と早期治療」が大切なのです。早く気づいて、早くケアをしていく……これを忘れないでください。
 

愛し、愛されるためのアンチエイジング

愛されるためのアンチエイジング

愛されるためのアンチエイジング

ガイドが考える「老化」とは、「自分をあきらめる」「自分がどうでもよくなる」「自分を大切に思えなくなる」「自分を愛せなくなる」……ということだと思います。

そして自分を愛せない女は、人にも愛されなくなります。つまり「孤独な女」になってしまうのです。アンチエイジングは自分を大切に愛しながら、いくつになっても人に愛される自分でいるためのメソッドです。
 

アーリー・アンチエイジングなスキンケア

スキンケア法としては、まずは紫外線対策。そして毎日鏡で老化が進んでいないかどうかチェックをすること。ニキビの痕跡を残さないように、ケアをすること。皮膚科のドクターに相談するのがベストです。肌の乾燥や冷えを予防して、汗を流してデトックスすることも大切です。
  • 鏡でチェック(目のまわり、口のまわり、あごのライン、首筋)
  • ニキビ対策(禍根を残さないために)
  • 紫外線対策(シミだけでなく肌老化の大きな原因になる)
  • 乾燥対策(干物のような肌にならないために)
  • 冷え対策(痩せ肌、せんべい布団のような肌にならないために)
  • 汗を流す(くすみ、むくみ改善、ニキビ予防にも)
     

食べたものが肌になる!と肝に銘じる

食事は「これが私の肌になる」と思うと自然にジャンクフードは避けるようになると思います。スナック菓子でできた肌とフルーツでできた肌、どちらのほうがキレイか、誰でもわかりますよね?

そしてあなたが食べたものが、あなたの可愛いベビーの体に入るかもしれないと思うこと。かけがえのない新しい命のために、少しでもいいものを食べようと思いませんか? 

そして最後に、いま食べたものが、将来のあなたを決めるということ。早く老けるもの、いつまでも若々しくいられるのも、食べ物が決める……と思うと、いいものを食べるようになります。老けない食事のポイントとして次のようなことに注意してください。

【老けない食事のポイント
  • 緑、赤、黄色、紫など色の濃い野菜やフルーツ
  • 種、芽、卵、仔牛、仔羊など、命が新しいものをいただく
  • できたてをいただく(酸化していないもの)手作りが一番。コンビニ惣菜なら製造時間をチェック
  • 食に好奇心を持つ、保守的にならない
 

歩く、笑う、好きになる、感動する、怒らない

歩く、笑う、好きになる、ときめく、そして怒らない!がアンチエイジングの極意

歩く、笑う、好きになる、ときめく、そして怒らない!がアンチエイジングの極意

そして運動は続けること。ちょこっとストレッチ、体操、歩く…それだけのことでもいいので、5分でも10分でも毎日続けてください。

人と会って、よく笑うこともストレス解消になり、気持ちを明るくしてくれるので、心のエイジングケアにとって大切です。

映画を観たり本を読んで感動したり、コンサートやイベントで感激する、心を揺れ動かすことも大切です。そして、「好きになる」ことも忘れないで。
何かを好きになることで、心がときめき、体もワクワク動き出すはず。

最後に大切なのが、怒らないこと。自分を怒らせるものや人に近づかないこと。怒りは大きなマイナスのストレスですし、悪いシワのもとになります。いつも楽しい仲間と笑ってイキイキ自分らしく過ごすことが、アンチエイジングな生活にはとても大切なのです。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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