「薬物アレルギー」の診断
今、どんな薬を飲んでいるのかが大切です。ぜひ、飲んでいる薬を持ってきてください |
そのため、病院でも以下のような質問をされます。
- 今、どんな症状で、どんな薬を飲んでいるか
- 今までこの薬で問題はなかったか?
- 似た薬で同じ症状はなかったか?
こういった、問診が基本になります。
家族や親戚に同様の症状があるかないか知っておいた方がいいでしょう。遺伝性も報告されています。
問診以外の検査は皮膚テストが中心です。
(アトピーの検査を参照してください)。
血液検査では、リンパ球と薬物を一緒に培養して反応しないかどうかをみるリンパ球幼弱化試験(DSLT)という検査があります。
後は、薬物負荷試験ですが、症状を起こすことになるので、危険ですが、どうしても必要な場合は、行うことがあります。
「薬物アレルギー」の治療
当たり前ですが、- 薬物をまず中止しましょう
- 起こっているアレルギー反応を抑える
- 必要であれば、替わりの薬にする
原因の薬を中止して、症状に応じた治療になります。例えば、喘息が出てくる場合は、吸入など喘息の治療を行います。
使用する薬は、
ステロイド、内服薬や眠気の少ないアレルギー薬ってないの?で挙げている抗ヒスタミン薬が中心になります。
薬を止めてしまうと、薬で治療している病気が悪化してしまうので、替わりの薬が必要になります。ただ、似た薬になると、注意して使わないといけません。
治療の薬、時には、体にとって悪影響を及ぼすことがありますので、薬で何か症状があれば、医療機関で照会してください。