まず最初に、すでにアトピーに悩んでいる方も、アトピーをあまり知らない方も、「そもそもアトピーって何?」というところから学んでいきましょう。現象を知れば、対策も立てやすいので、ぜひお読みください。

【第1回】アトピーってどんな病気?
【第2回】アトピーの原因
【第3回】アトピーの検査

アトピーの症状は?

アトピーは湿疹が左右対称に出るのが特徴といえる
すでに皆さんもご存知かもしれませんが、アトピー性皮膚炎の主な症状は、長く続く湿疹です。湿疹は治ったかと思うと、またひどくなる…といったことを繰り返し、特に肘や膝といった部分に顕著に症状が出ます。主な症状は、
  • かゆみがある
    →一日中同じところ掻き、それも血が出るくらいの勢いで掻く。

  • 湿疹が体の部位に左右対称に出る
    →額、目・口のまわり、耳、首、手足の関節部分に症状が出やすい。

  • 乳幼児は2ヶ月以上、成年では6ヶ月以上の症状が出る
が挙げられます。

また、症状が出た皮膚の特徴は
手足の間接部分に症状が出やすい


  • カサカサ
  • ゴワゴワ
  • ジュクジュク
と表現すると適当でしょうか。写真を見ていただければおわかりいただけると思います。


アトピーの原因は?

子どもと大人では原因が異なります。

子どもは食べ物の原因が多く、大人は周囲の環境、ストレス、ダニなどのハウスダストが多いと言えるでしょう。大人・子どもともにアトピーは複合的な要素が重なることが多いので、病院で血液検査や皮膚テストを通して原因を必ず突きとめておきましょう。血液検査の内容や皮膚テストについては、次回以降の記事で詳細にご説明いたします。


アトピーの遺伝方法
ヒトの遺伝子は、最近、3万から4万個であると言われています。子どもがアレルギーになる確率は、両親ともにアレルギーだと約50%、一方がアレルギーだと約30%、アレルギーのない場合は約10%であったという報告があります。双子の研究では、遺伝子が同じである一卵性では共にアトピーは77%、遺伝子の違う二卵性では、共にアトピーは15%であると言われています。アトピーは遺伝しやすいのですが、アトピーを起こす遺伝子は1つではなく、まだ研究中です。

豆知識
アトピー:アトピーというのは、「奇妙な」という意味のギリシャ語atopiaに由来しています。1923年にCoca(コカ)とCooke(クッケ)という人物が、本人の家族や親戚などに出てくる奇妙な反応を、アトピーと名づけました。アトピー体質、アトピー素因、アトピー性皮膚炎などのことを「アトピー」と呼ぶことが多く、特に、アトピー性皮膚炎のことをアトピーと呼んでいます。



<参考リンク先>

アトピー性皮膚炎(日本医師会)

アトピー性皮膚炎について(岐阜医師会)

皮膚アレルギー情報(財団法人日本アレルギー協会)

アトピー性皮膚炎(リウマチ・アレルギー情報センター) 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。