薬膳料理/基本の薬膳料理・レシピ

好みの食材で手作り薬酒をマスターしよう!(2ページ目)

薬酒といってもむずかしく考えることはありません。梅酒だってカラダに潤いを与え、疲労回復にいい薬酒の一種です。今回は身近で買える食材をメインにした、薬酒づくりの基本を楽しくマスターしましょう。

杏仁 美友

執筆者:杏仁 美友

国際中医師 / 漢方・薬膳料理ガイド

薬酒の材料

お好みの食材(どれかひとつ)
なつめなら  100g
クコの実なら 100g
紅花なら  30~40g
焼酎  1リットル(25度以上のもの)
氷砂糖 50g(お好みで。なくてもOK)

基本の薬酒の作り方


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1.清潔な広口のガラス密閉ビン(今回は煮沸しています)、焼酎、お好みの食材を用意する。
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2.なつめを使用する場合:手やハサミでちぎっておく。
紅花を使う場合:お茶パックに何個かに分けていれる。
クコの実を使用する場合:そのままビンにいれる。

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3.容器に材料をすべて入れ、ときどき底をゆする。2週間ほどしたら飲み始めることができます。1回につき30~50cc程度が目安。飲みにくければ水やお湯わりにしてどうぞ(写真は漬けたばかりのなつめ酒)。


薬酒を作るときの補足
使うお酒ですが、アルコール度数が高いほど成分の抽出が高く、腐りにくいです。また、焼酎にも乙と甲があったり、清酒やジンなどを使用してもいいのですが、ここでは一般的に手に入りやすく、使いやすいホワイトリカー(甲類、アルコール度数35度)を使用しました。

甘味をつけるのは、薬酒の味をまろやかにするためと、熟成を早めるためです。なお、飲むときにはちみつを加えるなどしてもOKです。


薬酒は適度にたしなめばまさに「百薬の長」で、カラダの冷えや消化促進にもいいですが、くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。


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