パクチーは気の流れをよくして邪気を追い払う生薬だった!

生薬名をゲンスイと呼ぶが、果実のゲンスイシ(コリアンダーシード)も同じような作用がある

生薬名をゲンスイと呼ぶが、果実のゲンスイシ(コリアンダーシード)も同じような作用がある

パクチーの旬は春から初夏。その芳しい香りと美味しさもさることながら、梅雨時に美味しい時期を迎えることもあり、この時期パクチー料理やレシピが数多く出回っています。漢方ではパクチーは「ゲンスイ」といい、ショウガやネギと同様に、汗をかかせて邪気を発散させる「辛温解表薬」という立派な生薬なのです。

しかも芳香性が高いので、気のめぐりをスムーズにする作用があります。日本の梅雨は高温多湿でジメジメとして不快感が高いのですが、芳香性のある食材には湿気をとって気分を晴らしたり、消化を良くする働きのものが多くあるので、ぜひ摂取してほしい食材の一つです。

梅雨時に摂取したい食材とは?

食べられる身近な生薬たち。シソの茎やショウガの皮も作用があるので一緒に食べたい

食べられる身近な生薬たち。シソの茎やショウガの皮も作用があるので一緒に食べたい

湿気は外からの邪気でもあります。この不快感を吹き飛ばすには、発散作用のあるものを摂り、汗で邪気を追い払うのが一番です。

■解表作用のある食材
シソ、ショウガ、ネギ、香菜、トウチ、シナモンなど

梅雨時は湿気のせいで気のめぐりも悪くなります。芳香性のある食材は、気の流れをよくし、湿気を取り除いたり、食欲を促進するものが多くあります。

■芳香化湿作用のある食材
山椒、香菜、シソ、陳皮、ジャスミン、フェンネルなど

このほか、胃腸の働きをよくするものや利尿作用のあるものもオススメです。こちらを詳しく知りたい方は「食欲不振、だるさを解消させる~梅雨の薬膳~」をご覧ください。