漢方素材をそのまま入れるだけ編」では、ドリンクなど朝食にぴったりな調理法がメーンでしたが、今回は主食や副菜になりうる薬膳レシピをご紹介しましょう。

定番料理の具材に薬膳食材を加えるだけ!

■ミートソース×ナツメ
なつめ入りミートソース

なつめ入りミートソース。我が家の定番!


ミートソースのベースになっている牛肉は、元気や血を補う作用があるので、貧血や体力回復にぴったりです。なので、ちょっとだるいな、ってときにパスタを食べるなら、牛肉の入ったものをチョイスするとよいでしょう。

今回はこのソースの中に、刻んだナツメを一緒に入れています。ナツメも牛肉同様、気血を養う働きがあるので、相乗効果が狙えます。また、胃腸の働きを高め、消化吸収力もアップするのが嬉しい。自然な甘みも加わり、コクがプラスされます。

■野菜の煮物×砂肝
砂肝と野菜の味噌煮

砂肝と野菜の味噌煮。ご飯によく合う


大根やにんじんが入った煮物。味付けはしょうゆでも味噌でも構いませんが、生姜の千切りが入っていると味もしまります。ガイドはもつ煮をする際の味付けで、今回は作りました。

ようはもつ煮の砂肝バージョンです。内臓の部位が変わったともいえますが、砂肝の内膜は実は「鶏内金(けいないきん)」という漢方薬。胃液の分泌を促進し、消化機能を向上させます。砂肝にも穏やかですが同じような作用があると考えられ、大根やにんじんも消化によい食材なので、胃もたれ防止、消化促進にオススメの1品です。

■ニラ玉×黒きくらげ
黒きくらげ入りニラ玉

黒きくらげ入りニラ玉。新定番になるか?


ニラ玉は皆さんもご存じ、スタミナをつけるお料理の定番です。薬膳的にいうと、ニラは血行をよくし、カラダを温めます。鶏卵はカラダに必要な血や水分を補います。やはり一緒に組み合わせることで滋養強壮によく、体力アップにもいいコンビなんですね。

これに戻した黒きくらげを加えると、さらに血や水分を補う作用がアップします。貧血や栄養不足による便秘、肩こりにも用いられます。なお、コリコリとした食感もクセになります。


次のページでは、はと麦をうまく料理に加えたもの3品紹介します。