薬膳料理/冬の薬膳・薬膳レシピ (乾燥・風邪対策)

【疲れやすい人の薬膳レシピ】牛肉とシイタケの炒め物

疲れやすい、元気がない、カゼを引きやすい・・・このような症状があれば、アナタは気のパワーが足りない「気虚」タイプかもしれません。気をチャージする食材を使った、カンタン薬膳レシピをご紹介します。体質チェックもあわせてご覧ください。

杏仁 美友

執筆者:杏仁 美友

国際中医師 / 漢方・薬膳料理ガイド

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オイスターソースでなく、和風でもOK!「牛肉とさやいんげんと椎茸の炒め物」

気の不足をチェックしてみよう!

薬膳は、中医学の理論にもとづき、生薬や食材をあわせて健康を維持したり、治療に役立てる料理のことをいいます。中医学の理論で重要なひとつは、その人の体質やその日の体調といった「証(しょう)」にあわせることです。以下のチェックで3つ以上あてはまれば、アナタは立派な「気虚」タイプといえるでしょう。

□ 疲れやすい
□ 元気がない
□ カゼを引きやすい
□ 日中ダラダラと汗をかく
□ 食欲がない
□ 声が小さい
□ 舌が幅広く、だらっとしている


「気」というのは、カラダを構成している「気・血・水」という3つの基本物質のなかでもっとも重要な役割をもち、カラダを動かす原動力になっています。カラダを温めたり、外敵から邪気が体内に入らないようにバリアしたり、内臓が下がらないように固定したり、汗をコントロールしたり、新陳代謝を促がす働きがあります。

■気を補う食材
米、長いも、さつまいも、じゃがいも、なつめ、大豆、さやいんげん、椎茸、まぐろ、いわし、牛肉、鶏肉、卵、ぶどう、ハチミツ、朝鮮人参など

今回はこの中から牛肉、さやいんげん、椎茸をピックアップし、中華風の炒め物にしてみました。さやいんげんがなければ、大豆やグリンピースでもOKですし、じゃがいもを入れても美味しいですよ!

「牛肉とさやいんげんと椎茸の炒め物」の材料

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使う食材はいたってシンプル!

<材料> 2~3人分
牛肉……200g
A 酒、しょうゆ……各小さじ2
A 片栗粉……大さじ1/2
A サラダ油……小さじ1
A コショウ……少々
さやいんげん……50g
椎茸……4枚
B オイスターソース……大さじ1
B しょうゆ、酒……各大さじ1/2
B 砂糖……小さじ1
B 片栗粉……小さじ1/2
B 水……大さじ2
サラダ油……適量

「牛肉とさやいんげんと椎茸の炒め物」の作り方

1 牛肉は食べやすい大きさに切り、Aで下味をつけ、10分ほど味をなじませる。さやいんげんは筋をむき、少量の塩を入れた湯で下茹でしておく。椎茸は石突をとり、そぎ切りにする。
2 フライパンにサラダ油を引いて火をつけ、牛肉、椎茸、さやいんげんの順に炒める。合わせておいたBの調味料を回しかけ、絡めるように炒める。

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