ジャスミンのアロマ効果とは? 魅惑的な香りはまるで愛の媚薬
ジャスミンの魅惑的な香り
モクセイ科のつる性木本
溶剤抽出法にて採油
ジャスミンは白い花がとても芳しい植物。甘いような、シトラス系の酸味があるような・・・。複雑な香りです。ローズ同様、花の精油として確固たる地位を確立している精油界の王様、といったところ。たくさんの花から少しのオイル分しか採れないため高価で貴重な香りです。有機溶剤を使用して採取したことを表す「アブソリュート」という呼び方をジャスミンの後につけて「ジャスミン・アブソリュート」と呼ばれます。
アロマテラピーでは主に2種の精油があります。ひとつはタイトルに書いた学名(Jasminum officinale)の一般的なもの。もうひとつは、過去に取りあげたことがあるジャスミン・サンバックという種類。サンバックは中国、台湾でジャスミンティーのフレーバーとして使われます。
ジャスミンのアロマ効果
ムーディーな雰囲気作りに一役買います。
香りを嗅ぐと脳内に神経伝達物質の一種であるエンケファリンが放出されるという話も。エンケファリンは快感物質といわれる脳内ホルモンです。ジャスミンは心に自信や暖かみを回復する助けになります。
またジャスミンは古くから医療でも使われてきた植物でもあります。たとえばインドでは血液をきれいにしたり、中国では赤痢や肝炎に使われたとか。また子宮の働きを強めるともいわれます。生理痛におすすめです。
◆注意
ジャスミンアブソリュートは濃いオレンジ色~赤褐色をしています。ハンカチなどに落とすとシミがつきます。何度か洗濯すれば目立たなくなりますが、完全に落ちないこともあります。
◆ガイドからひとこと提案
女性ならジャスミンは日頃まとっていたい香りのひとつ。女性としての魅力をひきたてます。夜おでかけするときの香水にぴったり。秋風に吹かれるころ、ジャスミンの香りでディナー。彼はアナタに、月夜にほのかに浮かぶ月のような不思議な魅力を再発見するかもしれません。デートに是非!
◎香水の作り方は⇒ コチラ
参考文献
『アロマテラピーのための84の精油』ワンダー・セラー著 高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)
『アロマテラピーマッサージ・ブック』クレア・マクスウェル=ハドソン著 前田久仁子訳(河出書房新社)
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