ウイスキー、専門のバーだぞ
ベーシックなつくりの店内だが、ウイスキーにまつわる装飾が施されている |
実は、前回記事『ウイスキーと食のマリアージュ・ベスト5』はWHISKY-Sの協力を得て書いたものだ。前回記事を読んだ人たちから「おいしそうだけど、あなたはいったいどこでああいう料理を食べているんだ」との質問をたくさんいただいた。
シングルモルトウイスキー白州10年のソーダ割りと合わせてベスト1にした“姫鯛の燻し香草焼き”以外の、ベスト2~5の四品はこのバーで食べられる。つまりメニューに載っている。料理はウイスキーとの相性を考慮、吟味してつくられたものばかりだ。とくに燻した料理には総料理長・長谷川卓也氏のウイスキーへの思い入れが強く感じられる。
まずはソニックを飲め
これが人気のウイスキーソニック(撮影2点とも/川田雅宏) |
でもすっきりとした冴えた口当たりで、バーでの1杯目をジントニックではじめるという人にはこのソニックを飲んでみなさいといいたい。ウイスキー&ソーダとはまた異なる感覚で、喉を駆け抜けるほどに春の雪原を滑走するような爽快な心地がする。
ウイスキーづくしの店で、多彩な香味個性が溢れ、飲み方もさまざまに愉しめるなかにあって、これが人気を集めるってのはわかるような気がする。おいしい料理とともに、ソニックをグビッ、グビッとやれば、食べ飽きず、飲み飽きない。
ではどんなウイスキーが飲まれているか、次頁で紹介しよう。
(次頁へつづく)