大人がゆっくりと味わう場

両サイドに伸びるカウンター

両サイドに伸びるカウンター

ウイスキーのボトルキープというのは50代以上にとっては懐かしい。1970年代、80年代、酒飲みの大概は行きつけの店に自分のウイスキーというものを入れていた。
いまでもキープというシステムがないわけではない。ホテルバーでは上客のなかにはプレミアムウイスキーのボトルをキープする人たちもいらっしゃるし、ホステスさんたちがサービスするクラブもまたそうだ。でも、かつてに比べたら世の中の主役ではない。
わたしがヤングだった頃は、スナック全盛期だったし、寿司店や焼き肉店といった飲食店でも棚にサントリーオールドのキープボトルがずらっと並んでいた。いまのイケてるヤングにスナックといってもわからないだろうな。

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21世紀、ボトルキープを謳ったバーが登場した。これまで、ありそうでなかったスタイルの酒場であろう。
店名は、WHISKY BOTTLE BAR [DEN HIBIYA]。近くには帝国ホテル、宝塚劇場、日比谷シャンテなどがある。
落ち着いた、お洒落な、大人のバーだ。店内は木が醸し出す柔らかい温もりのある空間で、両サイドに長いカウンターが伸びている。スタッフは女性ばかりだが、彼女らはウイスキーを提供するための知識と技術を身につけたウイスキーコンシェルジュで、あくまでカウンターの中に控えて、付かず離れずのサービスをする。


ウイスキーコンシェルジュ

ウイスキーコンシェルジュ

つまりだ、友人、あるいは公私を問わず大切な方とじっくりと語り合いたいときに、上質なウイスキーをゆっくりと傾けながら、充実した時間を心地よく過ごすためのバーということだ。
自分のウイスキー(ボトル)を、自分のペースで味わえばいいのだし、ある意味、実はこういう酒場が欲しかったんだと大人たちが感じ入る場だと思う。誰かと穏やかに憩いたいときにもってこいのバーである。
正直にいえば、40代以上でないと似合わない店である。

40代、50代のビジネスマンにおすすめ


響12年と水割り

響12年と水割り

さて、気になるのは料金だが、ボトルキープの価格はリーズナブル。ただしセット料金というか、チャージはきちっとしている。初回はキープとチャージを支払う。これを高いと感じるかどうかであるが、次回からはこのチャージとフードを頼んだとすればその料金だけでいい訳で、しっとりとした空間で安らぎの大切な時間を過ごそうとするのならば高くないとわたしは思う。
とくに40代、50代のビジネスマンに、ボトルバーといういつもとはちょっと違う空気感の中で過ごすことをおすすめする。

[ボトルキープ料金]
響12年 ¥9,000/響17年 ¥17,000/山崎12年 ¥13,000/白州12年13,000
[チャージ(ボトルセット含む)]
男性 ¥5,000/女性 ¥3,000
[主なFOOD]
ピクルス ¥600/和風オイルサーディン ¥950/白州フランク ¥1,050/生ハムとトマトのピッツァ ¥1,050

デン 日比谷

 

「ウイスキーボトルバー デン 日比谷」
100-0006
東京都千代田区有楽町1-2-15 マーカスオービットビルB1F
tel.03-5501-1899
19:00~25:00(土~23:00) 日祝休

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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。