この春は資生堂パーラー『Bar S』で春を味わう

 
スプリング オペラ

スプリング オペラ

前記事『「奏Kanade<桜>」クラフトリキュール新発売』でお知らせした、東京・銀座、資生堂パーラー『Bar S』チーフバーテンダー、三谷裕(みたにひろし)氏のカクテルの名作をご紹介しよう。
カクテルグラスを春の華やぎに染め上げる三谷氏創作の「スプリング オペラ」は、1999年サントリーカクテルアワードにおいてカクテル・オブ・ザ・イヤーの栄誉に輝いたものだ。
この作品は、まずスタイリング。色調で魅了する。グラスをピンク、オレンジ、グリーンと三層のグラデーションで染め上げ、こころ躍るような春の陽気を放っている。香味は軽快なように想えて、ゆったりと口中に含むと独特の重層感が伝わってくる。
受賞時のレシピは「ビーフィータージン47度」「ジャポネ<桜>」「ルジェ・クレーム・ド・ペシェ」にレモンジュースとオレンジジュースを少量というものである。ジン、桜のリキュール、桃のリキュールを素材にしたものだが、三谷氏はこの春から、日本のジンとリキュールにアレンジした、ジャパニーズクラフトのレシピで提供するという。
 

ROKUと奏のジャパニーズクラフトカクテル

 
三谷裕氏

三谷裕氏

三谷氏の2020年春からのレシピは次のようになる。
「Spring Opera」
ジャパニーズクラフトジンROKU 40ml
ジャパニーズクラフトリキュール奏<桜> 10ml
ジャパニーズクラフトリキュール奏<白桃> 10ml
レモンジュース 1tsp.
オレンジジュース 2tsp.
上記レモンジュースまでをシェークしてカクテルグラスに注いだ後、オレンジジュースを沈め、カクテルピンに刺したグリーンチェリーを飾る。
ジンは「ジャパニーズクラフトジンROKU」、リキュールは「ジャパニーズクラフトリキュール奏<桜>」と「同奏<白桃>」となる。陽気とともに劇的な色彩の変化をもたらす春、日本の春をグラスに映しだすのである。
グラスに湛えられたカクテルの可憐な美しさ同様、飲み心地もキュートで美味しい。桜の春の香味、白桃のみずみずしい果実味が溶け合ったなかに、少量の柑橘系ジュースがそよ風のようなしなやかさを運んでいる。口中がフルーティーさに満たされるも、桜の風味を感じると、そこから
ジャパニーズクラフトカクテル

ジャパニーズクラフトカクテル

「ROKU」がハーブ的なスパイシーさを放ちながら浮遊する。「ROKU」という爽やかなジンの香味に温かみのあるフルーティーな甘さが見事に調和していることを実感するはずだ。
そして、水面の眩い煌めきに目を細めながら、春の小川のほとりを散策しているような心地よさに包まれるのだ。誰もが朗らかな気分になることだろう。
さて、次ページでは「奏<桜>」を使ったカクテルをもう一品と、資生堂パーラー『Bar S』の詳細をご案内しよう。(次ページへつづく)