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ウイスキー&バー/この店の、この一杯

この店の、この一杯 第26回 備長炭料理でウイスキーを飲む(2ページ目)

キタ新地のバー『ベッソ』は備長炭料理もある面白い店。オーナーバーテンダー、佐藤章喜氏の故郷、奄美大島から直送のフレッシュフルーツを使ったカクテルには定評がある。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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ウイスキーのおすすめは、まずはボウモア1969。これはいまでは飲めないシェリーカスクのものだ。ただし、ワン・ショット¥4,800。高い。仕方がない。『ベッソ』のストックも1本だけ。これを読んだら、すぐ行かなくてはいけない。
ちょっとだけ解説すると、すこぶる甘美である。濃密、深い奥行き。永遠につづくかのような余韻、とこれも詳しくは語らない。とりあえず飲んでみること。グラスが空になっても、その甘美で濃厚な香りがずっと残っている。どんな香味か、まあノージングしてからのお愉しみだ。

ハウスウイスキーといえるのがホワイトホース12年。これは冷蔵庫で冷やしている。ハイボールをオーダーするといい。ワン・ショット¥800。安い。嬉しい。ソーダと同じように冷えたウイスキーとの2対1のレシピだ。そしてアイラモルトのラガヴーリンをワン・ドロップ、ビターズ感覚で入れる。
このほんのわずかなラガヴーリンが香味を引き締めている。スモーキーさが、清々しさを放つのだから、これは新しい発見だ。
ちなみにラガヴーリンはホワイトホースのキー・モルトのひとつ。

カクテル『マンハッタン』をスコッチベースに変えると『ロブ・ロイ』になるが、佐藤氏はこれもホワイトホース12年でつくる。しかもグラスをラガヴーリンでリンスしてから『ロブ・ロイ』を注ぐ。粋なんだな、これが。でも香味は詳しく教えない。とりあえず飲んでみること。

『ベッソ』はBESOと書く。泣き虫のベソかきなのか、スペイン語の口づけなのか、その辺りも、とりあえず出かけて聞いてみること。




DINING&BAR BESO
大阪市北区曽根崎新地1-2-12 橘ビル4階
Tel.06-6345-3838 18:00~4:00(土~24:00)日祝休

チャージ¥800、ウイスキー¥800~、
ボウモア1969¥4,800、ホワイトホース12年¥800、
カクテル¥800~、ロブ・ロイ¥1,200、
料理¥500~(カレーライスも有り)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。
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