口のしくみと老化
口の老化度は唾液の分泌や口臭などでわかる
全身のアンチエイジングに関係する口の老化度について下記のセルフチェックで確認して、1つでも該当すれば歯科に相談してプロのオーラルケアを受け、アンチエイジングの方法についても学びましょう。
- 口の中が異常に乾く
- 食べ物を飲み込みづらい
- 歯ぐきから血が出る
- 歯ぐきが赤く柔らかい
- 歯がネバネバする
- 歯の間に食べ物が詰まりやすい
- 舌が白っぽい
- 口臭が気になる
- 口内炎ができやすい
唾液は口の汚れを洗い流し、食べ物の消化を助け(アミラーゼ)、口内の粘膜を保湿したり、食べ物の滑りをよくし(ムチン)、細菌感染から守り(リゾチーム)、さらに成長ホルモン(IGF-1)、抗酸化酵素(ペルオキミターゼ)、抗炎症や免疫調整作用物質(ラクトフェリン)も含んでいます。
しかし残念ながら加齢とともに唾液の分泌量も減り、ドライマウスという口が異常に渇く症状が現れることがあります。また唾液の分泌は自律神経とも関係しており、緊張やストレス、疲れなどで分泌量が減少することもあります。
口の老化予防
口元の若さを保つために白い歯は欠かせない
口の老化を予防するには、まず唾液の分泌量を減らさないことが大切です。唾液の分泌を促進するには次のようことを心がけましょう。
- 食べ物をよく噛んで食べる
- ゆっくりと時間をかけて食事をする
- 口の中が乾かないように水分補給をする
- ストレスや疲れをためないように自分なりのリラックス法を持つ
- 睡眠をしっかりとる
- 食事の時間を規則正しくする
- ガムを噛んで唾液の分泌を促進する