アンチエイジング/アンチエイジング基礎知識

耳、鼻、のど、口のアンチエイジング

耳、鼻、口、のどのアンチエイジングは、いい呼吸をしたり、口や鼻からの細菌やウイルスの侵入を防ぐためにとても大切です。そこでそれぞれのしくみや機能、老化について知り、老化や病気を予防する方法についてまとめました。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド

耳、鼻、口、のどのアンチエイジングの必要性

耳、のど、鼻、口の老化にも注意しよう

耳、のど、鼻、口の老化にも注意しよう

人が生きていく上で耳、鼻、のど、口はとても重要な機能を担っています。鼻、のど、口はいい呼吸をするために欠かせない器官ですから、正しく働いてくれるように維持したいもの。口やのどは食べたものをしっかり噛んで胃へと送り込む消化の最前線で活躍しています。

耳は周囲の状況を把握したり、人とのコミュニケーションに欠かせませんが、加齢とともに音が聞こえにくくなることに関して、日本人はやや無頓着なようです。そこでアンチエイジングに欠かせない耳、鼻、口、のどのアンチエイジング法についてまとめました。

鼻のしくみと老化

鼻は空気清浄機のような役割をしている

鼻は空気清浄機のような役割をしている

鼻は呼吸で吸い込んだ空気をキレイにする空気清浄機のような役割をしています。空気の汚れを取り除くだけでなく、吸い込んだ空気を適度に湿らせて温め、刺激が少ないように気管に送り込みます。します。鼻の一番外側の入り口が外鼻、鼻の穴から咽頭までが鼻腔、副鼻腔は鼻腔につながっている顔の骨にある多数の空洞をさします。

鼻の機能の老化で最も顕著なのは、嗅覚が衰えて臭いを感じにくくなること。老化によって鼻腔の上のほうにある嗅覚細胞が萎縮することが原因です。

または鼻の粘膜が萎縮して炎症を起こしやすくなり、鼻が乾いたり、細菌感染しやすくなります。副鼻腔も同様に老化によって炎症を起こしやすくなります。

鼻の老化予防法

鼻は乾燥に弱いので適度に湿り気を保とう

鼻は乾燥に弱いので適度に湿り気を保とう

鼻は異物を体内に侵入させないように最前線で働く重要な器官です。鼻の老化予防のためには、鼻が詰まったり、鼻の粘膜が腫れて炎症を起こしたりしないように、日頃から風邪予防や免疫力をアップするような生活習慣を心がけ、不快な症状があったら早めに耳鼻科に行きましょう。鼻の中は適度に湿り気がある方がいいので、空気の乾燥にも注意して、加湿器やマスクなどで乾燥から鼻の粘膜を守りましょう。

花粉症やアレルギー、風邪などで、いつまでも鼻が出る状態を放置すると炎症を悪化させたり、耳やのどにも悪影響を及ぼすので注意しましょう。

また鼻の老化は見た目にも大きく影響します。特徴としては鼻の毛穴が開いて目立ってきたり、鼻が垂れ下がってたるんでくることで、肌の弾力性が失われたり、顔全体がたるんで見えたり、ほうれい線が目立ったりします。鼻自体をたるまないようにするのは難しいですが、毎日のクレンジングなどで鼻の毛穴ケアをしっかり行うことや、口の周りや頬の筋肉を鍛えることで、鼻の下垂をある程度カバーできるので口角を上げるフェイササイズなどを行ないましょう。

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