遭遇しやすいトラブル2「盗難、紛失」
観光地は頻繁にパトロールされているけれど、貴重品には気をつけて!
盗難、紛失「現金」
中国の紙幣。お金の管理は油断せずしっかりと!
■対策
- 多額の現金を持ち歩かない。
- 財布を出さない(使う分だけポケットに入れておく)。
- 現金は数箇所に分散させて持つ。
- ズボンの尻ポケットに財布を入れない。
- 現金の入っている上着やカバンを椅子にかけない。
- タクシーなどではできるだけ100元札を出さない。
盗難、紛失「パスポート」
パスポートは中国で身分を証明する唯一の公的書類です。様々なケースで使用しますので、管理はしっかりと。万が一、紛失した場合には地元の派出所、公安局、日本大使館領事部での煩雑な手続きが必要となります(詳しくは「在中国日本大使館ホームページ」を参照)。>>>パスポートを紛失した際の手続きについてはこちら
■対策
- カバンなどには入れず、体に密接するように保管する。
- 人ごみの中でパスポートを出さない。
- パスポートのコピーを取っておく。
- 領事部の連絡先を控えておく。
■北京日本大使館領事部
住所:北京市東三環北路2号南銀大厦2F
TEL:010-6410-6970(邦人保護)、6410-6971(パスポート、証明、戸籍・国籍、在外選挙)
盗難、紛失「トラベラーズチェック(T/C)」
現金と違い、リファンド(再発行または払い戻し)が可能です。紛失した際は、再発行の連絡先にすばやく連絡しましょう。一般的には公安局で盗難(または紛失)届けを発行してもらう必要があります。>>>中国のトラベラーズチェックについてはこちら
■対策
- T/C発行時の控えを取っておく。
- 再発行の連絡先(中国、日本共に)を控えておく。
盗難、紛失「クレジットカード」
悪用を防ぐため、カード会社に大至急連絡しましょう。■対策
- カードの番号を控えておく。
- カード会社の連絡先(日本、中国共に)を控えておく。
盗難、紛失「航空券」
以前の紙の航空券からeチケットに変わったことで紛失も怖くなくなりました。旅程表(eチケットお客様控え)は紛失しても旅行会社や航空会社などで無料で再発行できますし、PCなどに旅程表を保存してあれば、プリントすればOKです。■対策
- 旅程表(eチケットお客様控え)のコピーを取っておく。
- 旅程表(eチケットお客様控え)のデータをUSBメモリなどに保存しておく。
- 旅行代理店や航空会社の連絡先を控えておく。
盗難、紛失「携行品」
貴重品はバッグに入れない――が基本です。また、最近ではウエストポーチ=旅行者という認識が定着し、逆に狙われることも……。■対策
- バッグは前に抱えて持つ。
- 椅子にカバンをかけない。
- 他人に荷物番を頼まない。
- できるだけ安宿は避ける。
- 海外旅行障害保健の保障をカバーしておく(保証金は基本的に帰国後の申請→受け取り。現地の関連部署が発行する書類(盗難の場合は公安局の盗難証明書)を入手しておく)。
遭遇しやすいトラブル3「中国人とのトラブル」
基本的に北京人はおおらかで温厚。礼節を持って接すれば心配ない
■対策
- 日本語で話しかけてくる人には関わらないようにする。
- 客引きには最初から取り合わない。
- 政治や戦争といった話題は絶対にしない。
さて、北京の治安についての説明はここまで。中国の治安については「中国の治安」、「中国における尖閣諸島問題の実態」、「中国人の反日感情・旅行の注意点」でも紹介していますので、こちらも併せて読んでみてください。北京は今、全体的に治安は安定しています。注意点をおさえておけば、なんの問題もありませんので、みなさん、安心して遊びにきてくださいね。