故宮を中心とした悠久の都・北京

北京の街は、故宮を中心として東西南北に碁盤の目のように道がはしる。

北京の街は、故宮を中心として東西南北に碁盤の目のように道がはしる

北京の町を考える時、大事なポイントとなるのが故宮博物院(紫禁城)。北京は故宮を中心として、まるでバームクーヘンのように円を描きながら外へ外へと発展している町なのです。ただし、その円は正円ではなく上に大きく膨らんだもの。というのも清朝時代、支配者であった満族が街の北側に、被支配者であった漢族が町の南側に住んでいたという歴史的な背景があるからです。つまり北京は、「故宮に近いほど都会で伝統ある場所」で「北の方が南よりも開発が進んでいる」ということ。この2つの法則を頭に入れれば、案外すんなりこの町が見えてくるでしょう。

また、北京はとても計画的に開発された都市で、エリアごとに明確な特徴があります。この記事でご紹介するそれぞれの特徴を知っておけば、東京の約7.7倍という広大な北京を目的にそって効率よくまわることが可能となります!

各エリアの紹介に入る前に、北京の行政区について簡単にご説明しましょう。
北京の総面積は16,801.25キロ平方メートル。四国四県に値する巨大都市。

  北京の総面積は16,801.25キロ平方メートル。四国四県に値する巨大都市

北京には、14の市轄区と2つの県があります。区は日本の“区”と同じ意味ですが、県は日本の“市町村”でいうところの“町”に値します。

二環路(現在二環路から六環路(※)まで5本の環状道路がある)の内側は「旧城区」と呼ばれる歴史的なエリアで、東城区、西城区、崇文区、宣武区の4つに分かれていましたが、2010年7月に崇文区が東城区に、宣武区が西城区に統合されました。 二環路外から五環路までのエリアは「新城区」。朝陽区、海淀区、豊台区、石景山区の4つがあり、旧城区と合わせて「城八区(市内八区)」と言います。城八区が東京でいう23区だと考えれば分かりやすいでしょう。

※六環路は2009年9月に全面開通した

「城八区」の外側は「郊外」です。順義区、昌平区、門頭溝区、通州区、房山区、大興区、懐柔区、平谷区、延慶県、密雲県があります。

さて、北京を下記の5つのエリアに分けてご紹介していきます。
  • 北京の中心「東城区・西城区」
  • 北京の下町「元宣武区・元崇文区」
  • 商業地区「朝陽区」
  • 文京地区「海淀区」
  • 新興地区「豊台区・石景山区・郊外」