北京/北京基本情報

北京のエリアガイド(6ページ目)

北京の街をざっくり5つのエリアに分けてご紹介しています。エリアごとの歴史的な背景や特徴、主な観光スポットなどなど、お役立ち情報を満載です! 中心部はもちろん、郊外にいたるまで「北京をまるごと」網羅しているので、これから北京へ旅行に行こうという方、ぜひご一読ください。

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

新興地区「豊台区・石景山区・郊外」

八達嶺。観光施設や周囲の休憩所など最も開発が進んでいる長城。

延慶県に位置する八達嶺。観光施設など最も開発が進んでいる長城

北京原人の頭蓋が発見された周口店。今もなお発掘が続けられている。

房山区の周口店。北京原人の頭蓋骨が発掘された場所

豊台区と石景山区は北京市内に属するのですが、外国人にとってはあまり馴染みのない地区なので郊外と共に新興地区としてご紹介します。

新興地区の総面積はなんと北京市全体の80%以上! つまり、広大な北京のほとんどが「郊外」に属するということなのです。政府は今、バスや電車といった交通の構築に取り組み、積極的に都市開発を進めています。

 
明十三陵の神道。

昌平区に位置する明十三陵。明代の皇帝、后妃の陵墓群

このエリアは市内に住む人にとっては「遠出」をするところ。日本でいえば、東京から鎌倉へ、大阪から奈良へ行くといった感じです。万里の長城、明十三陵、周口店(北京原人)といった3つの世界遺産や、温泉やゴルフ場、スキー場などのレジャー施設が充実しているので、週末旅行のスポットとして利用されています。

タクシーや運転手付きレンタカーを1日チャーターしても1万円以下ですし、市内からの長距離バスやツアーも豊富にあるので、外国人でも気軽に旅行を楽しむことができます。

運転手付きレンタカーの手配は、北京の旅行社「グランドスラム」や「北京トレンド」、「北京散歩」の利用をおすすめします。日本語で対応してくれますし、日本からメールで問い合わせることもできます。

北京旅游集散中心

箭門南側に移動した北京旅游集散中心切符売り場

その他、万里の長城(八達嶺など)と明十三陵(定陵)へ行くのに便利なのが、バスツアー「北京旅游集散中心」。当日申し込みでも参加できるのが魅力です。参加方法は、天安門広場南端対面の箭門南側にある「北京旅游集散中心」に行って、チケット販売時間内にチケットを購入すればOK。人数が揃い次第、バスが出発。出発時間内に、バスが次々と出発していくシステムになっています。

北京旅游集散中心(前門の箭楼南側が切符売り場兼バス乗り場)
おすすめコース
■世界遺産A線/八達嶺、十三陵(定陵&神路)
※平日はオリンピックスタジアム・鳥巣&水立方観光(外観のみ)をプラス
チケット販売 4月上旬~10月中旬6:30~10:00、10月中旬~4月上旬8:30~9:30
出発時間 4月上旬~10月中旬6:30~10:00、10月中旬~4月上旬8:30~9:30
※近年、渋滞がすごいのでなるべく早めの出発がベター
参加費210元(交通費、目的地入場料、昼食代、ガイド代込み)
電話 8353-1111

【主な見所】万里の長城(世界遺産)、明十三陵(世界遺産)、周口店(世界遺産)、盧溝橋、金中都水関遺跡、潭柘寺

【故宮からの距離】車で約30分~3時間
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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