成田空港第1ターミナル南ウイング
これからの海外旅行はeチケットが当たり前の時代になります
最近、海外へ出かける際にeチケットという言葉をよく耳にしませんか?eチケット(ELECTRONIC TICKET)は、簡単に和訳すると「電子チケット」。これまで一般的だった紙の航空券の情報を電子化して、航空会社のコンピュータ内で保管するという意味の電子チケットです。

利用者には「eチケットお客様控え」(ELECTRONIC TICKET ITINERARY/RECEIPT)が渡され、チェックイン時や入国審査時においても「eチケットお客様控え」の提示で問題ありません。最大のメリットは、万が一紛失してしまっても、航空券自体はコンピューター内にあるため、控えのみ再発行すれば大丈夫です。そこで今回は便利なeチケットについて勉強していきましょう。


多くの航空会社で採用

eチケットはこの数年でほとんどの航空会社で採用され、世界の航空会社が加盟するIATA(国際航空運送協会)では2007年いっぱいで紙の航空券を全面廃止する方針を決めていてことから(2007年中の全eチケット化は難しい情勢)、まもなくeチケットでの海外旅行が当たり前になります。

eチケットは、これまで1社の航空会社便を利用する場合にのみ利用可能なことが多く、現地で他社便へ乗り継ぐ際などはeチケットが利用できないケースが多かったのですが、各航空会社では相互にeチケットが利用できるように、航空会社のコンピューターシステムの改修を行い、乗り継ぎ便についても、「スター アライアンス」「ワンワールド」「スカイチーム」などのアライアンス(航空連合)内はもちろん、アライアンスを超えたeチケットの相互利用ができるようになっています。最近では、ANAとJALが混在した旅程(例えば成田=上海線で往路はANA、復路はJALといった旅程)でも利用できるようになりました。

参考:
ANAの乗り継ぎ便で、eチケットが利用可能な航空会社
JALの乗り継ぎ便で、eチケットが利用可能な航空会社


メール、ウェブサイト、ファックスなどで控えを受け取れる

様々なeチケット
これら全てが「eチケットお客様控え」です。A4サイズのものから、紙の航空券にプリントされるなど様々です
航空券の代わりとなる「eチケットお客様控え」を受け取るには、航空会社のウェブサイトなどで購入した場合は、ウェブサイト上もしくは購入後にメールで送られる「eチケットお客様控え」をプリントアウトすれば完了です。旅行会社のカウンターなどで購入する場合は、旅行会社からプリントアウトした状態の「eチケットお客様控え」が送られるか、場合によってはファックスで送られる場合もあります。

「eチケットお客様控え」はA4の紙にプリントアウトしているのが一般的ですが、航空会社のカウンターや旅行会社などで購入した場合は、通常の紙の航空券と同じものに「eチケットお客様控え」を印刷することもあります。チケット自体はコンピューター内にあるので、紙の様式による違いは特にありません。そのまま空港に持参すればチェックインができます。

注意が必要なのは、航空会社の変更も可能な普通運賃などの利用時で、予約の変更の際に利用する航空会社が変わる時。場合によっては一旦、eチケットを紙の航空券に変更しなければ利用できないケースもあります。航空会社の変更がない、日付や便の変更のみの場合は、予約変更後に新しい「eチケットお客様控え」を発行してくれます。


入国審査も「eチケットお客様控え」でOK

ANAのeチケット
ANAのホームページより購入した際の「eチケットお客様控え」。入国審査で航空券の提示を求められた時もこの紙で大丈夫です。
eチケットを利用する際に、ご利用の方が不安になることの1つが海外の空港での入国審査の際の帰りの航空券の提示。

現在、アメリカやイギリスをはじめ、多くの国では、短期の観光や商用などでビザなしで入国する場合の条件として、○日以内の復路の航空券の提示(○日以内は国によって異なります)を求められることがありますが、その際にも「eチケットお客様控え」が航空券の代わりになりますのでご安心ください。


次のページでは、乗客にとってどんなメリットがあるのか紹介します。