航空券/航空券の基本情報

eチケットって?これからの航空券・海外旅行の常識(2ページ目)

国際線を中心に、これまで一般的だった紙の航空券の情報を電子化して、航空会社のコンピュータ内で保管するというシステムで紛失の心配もないeチケットの現状について紹介します。

執筆者:鳥海 高太朗

自動チェックイン機やオンラインチェックインが可能

自動チェックイン機
成田空港に126台設置されている、ANAやユナイテッド航空などが利用できるスター アライアンス共通の自動チェックイン機
航空会社によっても異なりますが、ANA、JAL、ユナイテッド航空、ノースウエスト航空などでは、eチケット利用の場合のほとんどが自動チェックイン機(航空会社によってはセルフチェックイン機と呼ぶ場合も)でチェックインを済ませることができます。特にチェックインカウンターが混雑している時に、待ち時間が少なく済むメリットがあります。その際に預ける荷物がある場合でも、自動チェックイン機専用の手荷物カウンターを用意している場合がほとんどです。

更にノースウエスト航空やシンガポール航空など一部の航空会社では、インターネットからオンラインチェックインをすることが可能で、チェックインを終えると自宅や会社のプリンタから搭乗券をプリントアウトすることができます。ガイドも成田発のノースウエスト航空利用時に、自宅のプリンターから印刷した搭乗券で搭乗したことがありますが、成田空港に到着後に通常のチェックインカウンターではなく、オンラインチェックイン用のカウンターに進み、プリンターから印刷した搭乗券にスタンプを押してもらい、荷物を預ければチェックインは完了。成田空港到着後、数分で手続きを終えました。

自動チェックイン機やオンラインチェックインをすると、ボーナスマイルをもらえる航空会社も数多くありますので、ご利用の航空会社のウェブサイトをチェックしてみてください。


eチケットお客様控えは紛失しても空港などで再発行が可能

乗客にとって、eチケットの最大のメリットは、航空券の紛失の心配がないこと。チェックイン時や入国審査時など、航空券の代わりとなる「eチケットお客様控え」の提示が必要になりますが、万が一紛失してしまった場合でも、航空会社や旅行会社で再発行してもらえるほか、eチケットをメールでPDFファイルに添付する形で保存してあれば、プリンターからご自身で印刷することも可能です。

ちなみにガイドがeチケットを利用する際には必ず、「eチケットお客様控え」をコピーをするなどして2部用意して、1部はパスポートと一緒に、もう1部は、万が一の為に別の場所に入れるおくなどの工夫をしています。再発行ができるとはいえ、入国審査の場面などで「eチケットお客様控え」がないと困るケースが発生しないような防衛策です。


最後のページでは、航空会社・旅行会社側のメリットについて紹介します。
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