トマトが美味しい季節を待ち焦がれて
イタリアを訪れたとある春、マンマと美味しい家庭料理の話をすれば、「夏になったら熟したトマトをスクランブルエッグにまぜるの。とっても美味しいのよ!」と、夏にもイタリアへ来る約束をするかのような誘い文句がありました。レストランではあまりお目見えすることのないメニューですが、トマトが美味しく、バジリコの葉が濃い緑の時期に、イタリアの家庭では風物詩的な料理としても。一見確かにスクランブルエッグですが、食べれば、やっぱりイタリアン!イタリアでは朝食に食べることはありませんが、日本の家庭だとこんがりとしたトーストを添えて、朝食にいかがでしょうか? 意外にやみつきになるスクランブルエッグです。
スクランブルエッグの材料(2人分)
トマトとバジリコのスクランブルエッグの材料 | |
トマト | 2個 |
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塩 | ふたつまみ |
砂糖 | ひとつまみ半 |
卵 | 3個 |
エクストラバージンオリーブオイル | 大さじ1杯 |
バター | くるみ大 |
バジル | 大3~5枚位 |
ニンニク | 1/2片 |
パルミジャーノチーズ | 適量 |
スクランブルエッグの作り方・手順
トマトとバジリコのスクランブルエッグの作り方
1:
トマトは湯むきして、種を取り除き、ダイス切りより大きめに切り、塩、砂糖を加えて混ぜ合わせ、10分程置き、味をなじませます。
2:
フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れ、中火にかけ、にんにくの香りが出たら、1のトマトを入れ、焦がさぬ様、軽く水分を飛ばすように4~5分程度炒めます。※炒めるとはいえ、あまりかき混ぜないように!
3:
溶き卵にちぎったバジリコを入れて、混ぜ合わせ、2のフライパンにバターを入れてから、ゆっくり注ぎ入れて、スクランブルエッグにしていきます。
4:
焦がさない様に気をつけながら、まとめていき、皿に盛り、お好みでパルミジャーノとオリーブオイルをふって頂きます。
5:
トーストを添えれば朝食メニューにも!
ガイドのワンポイントアドバイス
お好みでタマネギのスライスをトマトと一緒に炒めても美味しいです。日本のトマトはイタリアのトマトよりも甘いので、お砂糖は使わなくてもよいです。お好みで卵をまぜる時、パルミジャーノを大さじ1杯入れても美味しくいただけます。少し固めに焼けば、お弁当のおかずやサンドイッチのフィリングにもなります。好みでモッツァレッラチーズなどを入れても美味しくいただけます。トマトをフライパンで炒めず、100度のオーブンで約30分位トマトだけを焼き、スクランブルエッグにのせても美味しくいただけます。トマトに味がぎゅっとつまって、美味しさ抜群です。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。