ウイスキー&バー
この店の、この一杯(3ページ目)
名バーテンダーのサービスする酒は格別だ。至福の時間を過ごしたい人におすすめしたいバーを紹介。
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第38回 池袋『クエルクス』の値頃感。
ガイド記事達磨 信樽材の学名を冠したバー。ウイスキーにちょっと詳しい人なら『クエルクス・バー』という店名を聞いて、足を運んでみようかと心が動くことだろう。店は池袋、明治通り沿いの豊島区役所のすぐ近くになる。目印はモスバーガーで、その隣のビルの地下だ。オーナーバーテンダーは渡辺篤史氏。ウイスキー好きの男が極めてリーズナ...続きを読む
この店の、この一杯 第39回 神楽坂『フィンガル』は隠れ家的
ガイド記事達磨 信神楽坂と聞くと『おでん屋と上司』というタイトルでエッセイを書きたくなる。20代に5年ほど会社勤めをしたことがあるが、上司によく神楽坂のおでん屋に連れて行かれた。おばちゃんがひとりでやっている店で、いまもやっているのだが、それはそれは旨いおでんを食わせる。そこで私はひたすら説教を食らいながら、はんぺん...続きを読む
この店の、この一杯 第41回 銀座『エヴィータ』のマティーニ
ガイド記事達磨 信女性も気軽に飲めるバー。『エヴィータ』を見つけるのは容易だ。銀座8丁目、日航ホテルの2、3軒隣りのビルの9階にある。オーナーバーテンダーは亀島延昌氏。30代前半の男前だ。亀島氏が24歳で霞ヶ関の『ガスライト』に勤めていた頃からなので長い付き合いとなる。いくつか店を移り、修業していく中で、プロフェッシ...続きを読む
第43回 恵比寿『エピローグ』の誘惑。
ガイド記事達磨 信『エピローグ』へ口開けに行く。目黒区に住んでいる私には渋谷、恵比寿、目黒は庭みたいなものだが、どうも近すぎて素通りの町でしかない。バーだけでなく他の飲食店でもいい店を何軒か知っているが、頻度はそんなに高くないといえる。思い出したように行く、というのが正直なところだ。酒呑の道を歩む人には2派あるように...続きを読む
第45回 浅草『オレンジ・ルーム』の酔夢
ガイド記事達磨 信上・実物はもっと渋いオーナーバーテンダーの遠藤明氏。/下・潔いつくりで酒とじっくり対峙できる店内浅草寺の除夜の鐘が鳴り、浅草は白い息の賑わいの中で新しい年を迎える。参拝客が引きはじめる午前2時ぐらいから『オレンジ・ルーム』は熱を帯びる。通常営業は午前3時までだが、この時ばかりは朝6時、7時ぐらいまで...続きを読む
第46回 池袋バー『もるとや』の豊かな味
ガイド記事達磨 信いきなりだが、かつて書き下した拙著“日本のグッドBAR”(新潮OH!文庫)での『もるとや』の冒頭文を抜粋する。<酒場の亭主。高橋克幸ほど亭主という言葉が似合うバーテンダーはいないだろう。第一印象で信頼感、親近感が湧く。白いシャツにネクタイ姿は営業の前線に立つ敏腕課長という気もしないではないが、カウン...続きを読む
第47回神戸・バー『YANAGASE』
ガイド記事達磨 信バーに通う面白味のひとつに、ベテラン・バーテンダーの妙味を知るというものがある。私はバーテンダーの真価は50歳を過ぎてからではないかと思っていて、客の真価も50歳を過ぎてからと感じている。40代半ば過ぎの私なんぞは、ようやく鼻タレ卒業客といえる。ベテランの中にも饒舌、毒舌、寡黙、無愛想などさまざまな...続きを読む
この店の、この一杯。第48回 渋谷、バー 『AW』新規オープン
ガイド記事達磨 信渋谷バー『AW』(アウ)の再登場。昨年末、ビルの建て替えにより一時休業したが、この3月末、場所を移して新規オープンした。とはいっても同じ渋谷、前の店舗からそう遠くなく、また前と比べるとずっと店を見つけやすい位置に引っ越した。東急文化村の前にスターバックスがある。たしかその二軒ほど先のビルの3階だ。以...続きを読む
この店の、この一杯。第49回 西宮バー『ザ・タイム』の波長
ガイド記事達磨 信宇座忠男氏は葉桜にひと息ついている頃だろう。兵庫県は西宮市。夙川に沿って公園がつづく一画にバー『ザ・タイム』はある。最寄り駅は苦楽園口。阪急神戸線の夙川駅から単線の甲陽線に乗り換えてひとつ目の駅だ。宇座氏の『ザ・タイム』は駅を出て踏み切りを渡ったすぐ左手の建物の2階。窓からは夙川と公園を間近に見下ろ...続きを読む
この店の、この一杯。第50回 福島、バー『山小屋』承継録
ガイド記事達磨 信大柄な体躯が頼もしい『バー山小屋』のバーテンダー、山口久仁彦氏バーテンダー、山口久仁彦氏は大柄で逞しい。ゴツイといってもいいかもしれない。今年たしか43歳になるはずだが、アメリカン・フットボールの現役選手でもある。東北社会人リーグの福島のクラブチームで、ディフェンス・タックルのポジションを担う。山口...続きを読む