戦国武将の足跡と絵になる風景、東海地方の名所・旧跡

岐阜・高山の古い町並み

高山の古い町並み(2018年5月撮影)

東海地方は、織田信長、徳川家康など歴史に名を残す多くの戦国武将を生み出した地域で、戦国武将にゆかりのある史跡が多数存在します。また三河湾、伊勢湾といった海と、白山連峰や北アルプスなどの山が織りなす美しい自然の風景も堪能できます。

戦国武将の史跡と美しい海、山などの絵になる風景を楽しむことができる東海地方の名所と旧跡をご紹介します。

<目次> ※名所の紹介の後ろにある★マークは、ガイドからのオススメ度を示します。

 

【愛知】戦国武将ゆかりの名所がたくさん

東海地方でも群を抜く大都市・名古屋を抱える愛知県。多くの戦国武将が輩出した土地柄ゆえにゆかりの名所・旧跡がたくさんあり、郊外に目を向ければ豊かな自然を満喫することができます。

名古屋城(★★★)
愛知/名古屋城

《愛知》名古屋城(2014年1月撮影)

金の鯱で知られる名城です。1612年に造られた天守閣は戦災で焼失したものの1959年に再建されました。10年の歳月をかけて2018年には本丸御殿が再建され、名古屋のシンボルとして多くの人が訪れています。※天守閣は2018年からしばらくの間入場不可となっています。

■熱田神宮(あつたじんぐう、★★)
名古屋市内の中心に近い位置にある古き社です。緑に覆われた中に本宮や別宮などの建物が点在しています。

■豊川稲荷(★)
妙厳寺(みょうごんじ)と言う曹洞宗の寺院であり、ご祭神が白い狐にまたがっていることから豊川稲荷として親しまれています。初詣でたくさんの人が訪れるお寺でもあります。

■伊良湖岬(いらごみさき、★★)
愛知/伊良湖岬

《愛知》伊良湖岬(2013年1月撮影)

日本地図で見るとカニのはさみのように見える渥美(あつみ)半島の先端の岬。伊勢湾の眺めが美しく、対岸の鳥羽へ渡るフェリーの発着場にもなっています。

■日間賀島(ひまかじま、★)
知多半島の先の三河湾に浮かぶ小さな島の一つ。三河湾で採れるタコとフグがおいしく食べられる島として知られています。

■岡崎城(★★)
徳川家康が生まれ、幼少の頃を過ごした城です。廃城令の後に取り壊されましたが、1959年に天守閣が復元されました。城の周辺は桜の名所としても知られています。

■香嵐渓(こうらんけい、★★)
愛知/香嵐渓の紅葉

《愛知》香嵐渓の紅葉(2013年11月撮影)

豊田市の奥、足助(あすけ)にある渓谷です。紅葉・黄葉が特に美しく、秋には多くの観光客で賑わいます。

小原の四季桜(★★)
愛知/小原の四季桜と紅葉

《愛知》小原の四季桜と紅葉(2013年11月撮影)

豊田市の奥にある小原地区では、秋に咲く四季桜があり、紅葉と共に可憐な白い桜の花が里山を彩る美しい風景を楽しむことができます。

■清洲城(★)
織田信長が一時期居城した城です。名古屋城の完成と共に廃城となりましたが、1989年に再建されました。五条川にかかる大手橋と共に美しい城を眺めることができます。

■犬山城(★★)
愛知/犬山城

《愛知》犬山城(2017年4月撮影)

織田信長の叔父、織田信康が造った城で、江戸時代以前の天守閣が残る国内でも数少ない城です。国宝にも指定されています。天守閣からは木曽川の流れを眺められますよ。

《愛知県の名所に関する記事》
 

【岐阜】城や古き町並み、山、川の風景も見逃せない

岐阜県は海岸線を持たない日本国内では数少ない県の一つ。戦国武将がせめぎ合いを繰り広げた名残の史跡が数多く残り、清らかな川の流れや美しい山の風景を楽しむことができます。

■岐阜城(★★)
岐阜/岐阜城

《岐阜》岐阜城(2000年9月撮影)

金華山の山頂近くに造られた城で、斎藤道三、織田信長が居城としました。1956年に復元された天守閣からは岐阜市内と眼下を流れる長良川を見下ろすことができますよ。

大垣城(★)
水都と称される大垣にある城です。関ヶ原の戦いにおいては石田三成が入城し西軍の拠点ともなりました。天守閣は戦災で焼失後1959年に復元され、内部は資料館となっています。

淡墨桜(うすずみざくら、★★)
岐阜/根尾の淡墨桜

《岐阜》根尾の淡墨桜(2005年4月撮影)

本巣市根尾谷にある樹齢1500年を越えるエドヒガンの桜の古木で、日本三大桜の一つに数えられています。枝いっぱいに花を開くさまは壮観の一言です。

馬籠宿(まごめじゅく、★★)
『夜明け前』の作者、島崎藤村の故郷でもある中山道の宿場町。江戸時代の宿場町の雰囲気が今も大事に残されています。

■郡上八幡(★★)
徹夜で踊る郡上まつりでも知られる長良川上流にある城下町。古き町並みと清らかな水の流れが印象強く残ります。

荘川桜(★★)
日本海へ流れ込む庄川に造られた御母衣(みぼろ)ダム建設で水没する運命だった2本の桜がたくさんの人の思いでダムサイトに移植されました。毎年4月後半になると御母衣湖の畔で美しく花を咲かせてくれます。

モネの池(★)
関市にある根道神社の境内にある小さな池が、印象派画家 クロード・モネの『睡蓮』と似た風景が見られることで人気の観光スポットになりました。池に名前がなかったことから、通称 モネの池としてPRされています。

白川郷(★★★)
岐阜/荻町城址から望む白川郷

《岐阜》荻町城址から望む白川郷(2018年5月撮影)

合掌造りの建物が集まり、日本の農村の原風景とも言える景観が印象に残ります。世界文化遺産にも登録されました。冬になると集落一帯が雪で真っ白に染め上げられる美しい風景が見られます。

高山
飛騨の国の中心として賑わいを見せる街。江戸時代の陣屋が唯一残る高山陣屋(★★)、日下部民芸館に代表される上三之町の古い町並み(★★★)、桜山八幡宮(★★)にある高山祭屋台会館(★★)、宮川の朝市(★)など多数の見所があります。

■飛騨古川(★)
高山と同様に江戸時代は幕府の天領となった街で、古い町並みを楽しむことができます。

■平湯大滝(★)
平湯温泉の近くにあり、落差64メートルの滝は見応えがあります。

新穂高ロープウェイ(★★)
岐阜/新穂高ロープウェイ

《岐阜》新穂高ロープウェイ(2008年5月撮影)


奥飛騨温泉郷に続する新穂高温泉から、世界でも3箇所にしかない2階建てロープウェイで標高2156メートルの西穂高口まで上れます。北アルプスの山々が間近に見えるのは感動の一言ですね。

《岐阜県の名所に関する記事》
 

【三重】史跡と自然が作り出した絶景を楽しむ

南北に長い三重県。北部には史跡と美しい海の風景がたくさんあり、南部にも海と川が作り出した素晴らしい絶景が揃っています。

伊勢神宮(★★★)
三重/伊勢神宮・内宮

《三重》伊勢神宮・内宮(2013年12月撮影)

お伊勢詣りの目的地として有名ですね。外宮(げくう、豊受大神宮)は伊勢市駅の近く、内宮(ないくう、皇大神宮)は五十鈴川駅の近くと少し離れており、どちらも荘厳な雰囲気が漂います。20年に一度の式年遷宮ですべての建物を建て替える習わしが古来から続いています。

■なばなの里(★)
長島温泉近くにあり、四季折々の花が咲く観光施設。冬は美しいイルミネーションが楽しめます。

御在所岳(★★)
三重/御在所岳の樹氷

《三重》御在所岳の樹氷(2013年2月撮影)

滋賀県との県境にある山で、湯の山温泉から御在所ロープウェイで山頂近くまで登ることができます。春に咲くマンサク、コブシ、ツツジや秋の紅葉・黄葉がきれいです。冬は美しい樹氷と氷瀑を見ることができますよ。

関宿(★)
東海道の宿場町で、江戸時代の町並みが大規模に残っているのは関宿のみ。1キロメートル以上に渡って続く宿場町の町並みを眺めているとタイムスリップした気分を味わえます。

■上野城(★★)
忍者の街、伊賀上野に造られた城で、天守閣は1935年に再建されたもの。日本百名城にも登録されています。

■夫婦岩(めおといわ、★★)
伊勢湾に面した二見浦にあります。2つの岩に注連縄が蒔かれたさまは絵になりますね。

■パールロード(★)
真珠養殖でも知られる鳥羽(とば)から、海沿いに志摩市まで走る道路。太平洋に複雑に突き出した海岸線を時折眺めながらドライブすることができます。

■英虞湾(あごわん、★★)
三重/賢島エスパーニャクルーズで楽しむ英虞湾の風景

《三重》賢島エスパーニャクルーズで楽しむ英虞湾の風景(2013年12月撮影)

複雑なリアス式海岸の地形に囲まれた英虞湾は真珠養殖の盛んな所。美しい英虞湾の風景を横山展望台や桐垣展望台から望むことができます。
賢島エスパーニャクルーズに乗船すると、海の上から英虞湾の風景を楽しめます。

■熊野参詣道 伊勢路
世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」には、伊勢から熊野三山への参詣道の途中にある鬼ヶ城(★★)、花の窟(はなのいわや、★)、獅子岩(★)、七里御浜(★★)が登録されています。すべて熊野市にあり、それぞれ独特の雰囲気を持っています。

■瀞峡(どろきょう、★★)
三重/ウォータージェットから眺める瀞峡

《三重》ウォータージェットから眺める瀞峡(1998年10月撮影)

和歌山県、奈良県との県境が入り組む熊野川上流の北山川にある峡谷です。ウォータージェットと呼ばれる船に乗って川面から見上げる峡谷は迫力ですよ。

《三重県の名所に関する記事》 ここでご紹介した東海地方の名所・旧跡のうち、一部については詳しい記事にてご紹介しています。戦国時代の足跡がたどれ、絵になる風景が揃う東海地方へ出かけてみて下さい。
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