美しい雪景色、白川郷・合掌造り集落の冬

雪に染まる白川郷の合掌造り集落(3)/荻町城址・城山展望台

美しい雪景色、白川郷・合掌造り集落の冬(2010年1月撮影)

冬らしい風景の代表と言えば雪景色。白い雪が降り積もった風景は、他の季節の風景とはまた違った魅力を見せてくれますね。

今回は美しい雪景色の中から、世界文化遺産として多くの観光客が訪れている白川郷・合掌造り集落の冬の風景をご紹介します。春から秋とは雰囲気が異なる冬ならではの新しい魅力が詰まっていますよ。
 

<目次>
  1. 静寂に包まれる冬の白川郷
  2. 豪雪に耐えてきた合掌造りの建物
  3. 冬ならではの光景を探してみましょう
  4. 雪に染まる白川郷を見下ろしましょう!
  5. 冬限定のライトアップは注目!
  6. 白川郷へのアクセス
 

静寂に包まれる冬の白川郷

雪に埋もれた白川郷・合掌造りの建物(1)

雪に埋もれた合掌造りの建物が絵になる冬の白川郷。雪と共に静寂が街を包みます(2010年1月撮影)

白川郷Googleマップ)は、岐阜県北西部の山深い中にあり、茅葺き屋根の合掌造りの家が多数残る集落。

日本の農村の原風景とも言える貴重な景観は、1995年に世界文化遺産としてユネスコに登録されました。そんな貴重な風景を楽しみに、日本はもとより世界各地から多くの観光客が訪れています。

季節毎で見ると、春から秋は観光客が多いのですが、冬は標高が高いことと多くの雪が降り積もることもあって、観光客の数も少なくなります。その分、他の季節と比べると冬は静かに落ち着いて街の中を見歩くことができますね。
 

豪雪に耐えてきた合掌造りの建物

雪に埋もれた白川郷・合掌造りの建物(2)

1メートル以上の積雪に覆われる冬の白川郷。合掌造りの建物の屋根の形は豪雪と付き合う中で生まれました(2010年1月撮影)

茅葺き屋根の建物は全国にいくつも残っていますが、白川郷や隣の五箇山(富山県)で見られる切妻型と呼ばれるの屋根は、他の地域ではほとんど見かけません。

この屋根の形は、冬になると1メートル以上の積雪に見舞われる白川郷ならではのもの。

屋根の傾斜をきつく取ることで、雪が屋根の上に多く積もらないようにして、屋根からの雪おろしの回数を減らせるようにしています。まさに先人の知恵の結晶ですね。
 
雪に埋もれた白川郷・合掌造りの建物(3)

合掌造りの建物の2階近くまで雪が積み上がることもあります(2010年1月撮影)

雪の量によっては、1階が雪で埋もれてしまうこともあるため、いざという時には2階からも出入りできるように扉がつけられている建物もあります。

ガイドが白川郷を訪れた日(2010年1月17日)は、積雪が2メートルを超えていましたので、2階から出入りできる状態を垣間見ることができました。
 
雪に埋もれた白川郷・合掌造りの建物(4)/和田家

雪に埋もれた国指定重要文化財の和田家(2010年1月撮影)

積雪が多くても主要な通り道は除雪をしていますので、普通の雪道と同じように歩くことが可能です。

冬期に長期クローズする観光施設はありませんので、定休日に当たらなければ観光客向けに内部公開している合掌造りの家や、白川郷バス停そばにある合掌造り民家園などを普通に見学することができますよ。
 

冬ならではの光景を探してみましょう

雪だるまと合掌造りの建物

冬ならではの風景も目に焼き付けておきたいもの(2010年1月撮影)

雪に覆われた白川郷の街の中を歩いていると様々な風景に出会えます。雪で作った小さな合掌造りや雪だるまと合掌造りの建物などが見られるかも知れません。

白川郷の冬ならではの光景を探してのんびり歩くのも良いですね。
 

雪に染まる白川郷を見下ろしましょう!

雪に染まる白川郷の合掌造り集落(1)/荻町城址・城山展望台

荻町城址・城山展望台より、雪に染まった白川郷の合掌造り集落を眺める(2010年1月撮影)

高台にあって、白川郷の合掌造り集落の全景を見下ろすポイントとして良く知られている荻町城址(Googleマップ)。その荻町城址の城山展望台へ向かう観光シャトルバスは、冬期も運行しています。
 
城山展望台行きシャトルバス

冬期も運行している城山展望台行き観光シャトルバス

合掌造り集落の中にある和田家近くのシャトルバス バス停から乗車すると、10分ほどで展望台そばの駐車場に到着します。 
 
雪に染まる白川郷の合掌造り集落(2)/荻町城址・城山展望台

雪に染まる合掌造りの集落にズームイン!(2010年1月撮影)

展望台から雪に染まった合掌造り集落を見下ろす風景は、まさに絶景そのもの。見通しが良ければ、合掌造り集落の向こうに白山連峰の雄姿も見ることができますので、時間に余裕を持たせて立ち寄ることをおすすめします。
 

冬限定のライトアップは注目!

静かに落ち着いて街の中を見歩ける冬の白川郷ですが、多くの人を集めるイベントが冬限定で行われます。

それは合掌造り集落のライトアップ。毎年数日間だけ開催(2020年は1月13日、1月19日、1月26日、2月2日、2月9日、2月16日の6日間)で、窓に明かりが灯った合掌造りの建物をライトアップするという幻想的な風景が楽しめるイベントです。

雪国の夜ゆえに寒さ対策には万全の準備が必要で、2019年からは混雑を避けるために見学が完全予約制になりました。見に行きたい場合は、以下のいずれかの方法で予約をしないと入村そのものができません。
  • ライトアップ観覧を含む旅行会社のツアーバス利用
  • 高山(濃飛バス)、高岡(加越能バス)、富山(富山地方鉄道)からの日帰りバスツアー利用
  • ライトアップ当日利用の駐車場予約
  • ライトアップイベントの予約を持つ白川郷の宿泊施設に宿泊予約
高山や金沢へ向かう高速バスの最終便が早い(白川郷発17時30分)のため、ライトアップイベントを見て高速バスに乗ることはできません。期間限定イベントのため、チケットはすぐに売り切れてしまいますが、機会に恵まれればぜひ出かけてみて下さい。


美しい雪景色が楽しめる冬の白川郷をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか? 東海北陸自動車道の利用や、北陸新幹線の開通でさらにアクセスが便利になりましたので、冬らしい風景を堪能しに白川郷へ出かけてみて下さい。
 

白川郷へのアクセス

高山駅と白川郷を結ぶ濃飛バス

高山駅から白川郷までを1時間足らず結ぶ濃飛バス

地図:Googleマップ

■鉄道
・JR東海 高山線 高山駅近くの高山濃飛バスセンターより白川郷行き(濃飛バス)、金沢駅行き(濃飛バス、北陸鉄道バス)または富山駅行き高速バス(濃飛バス、富山地方鉄道バス)に乗車し、白川郷下車。
高山から白川郷まで約50分。金沢駅、富山駅まで直通する便は事前予約が必要です。
・北陸新幹線 金沢駅より白川郷、高山行き高速バス(北陸鉄道バス、濃飛バス)で白川郷下車。事前予約が必要。金沢駅から白川郷まで約1時間10分~1時間半。
・北陸新幹線 富山駅より白川郷、高山行き高速バス(富山地方鉄道バス、濃飛バス)で白川郷下車。事前予約が必要。富山駅から白川郷まで約1時間20分。
・北陸新幹線 新高岡駅より白川郷行き高速バス「世界遺産バス」(加越能バス)で白川郷下車。事前予約不要。新高岡駅から白川郷まで約2時間。

■高速バス(長距離)
・名古屋・名鉄バスセンターより、岐阜バスが白川郷へ1日4往復運行。事前予約必要。名古屋から約2時間半~3時間。

■車の場合
東海北陸自動車道 白川郷インターチェンジから、国道156号線に進む。
せせらぎ公園駐車場か、寺尾臨時駐車場に車を止めて、合掌造り集落のある所まで歩く形になります。
※ライトアップ実施日は、事前にライトアップ当日利用の駐車場を予約した車のみ駐車ができます。日帰り観光の場合、せせらぎ公園駐車場には15時までしか車を止めることができません。

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「東海の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで東海地方の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
「日本の世界遺産」に、「名所・旧跡」ガイドで日本国内の世界遺産を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
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