江戸時代の町並み残る東海道・関宿

関宿の地図
今回の行き先は【三重】
江戸時代の町並み残る東海道・関宿
その昔、江戸と京の都を結んでいた東海道。明治以降の交通の発達と共に街道は国道などに、歌川広重作の浮世絵『東海道五十三次』にも記された宿場町は街に発展し、当時の面影はあっという間に薄れてしまいました。しかし、そんな時代の変遷に追随せずに当時の面影を残している宿場町もいくつかあります。

今回は東海道の宿場町の中から、三重県にある関宿をご紹介します。東海道と奈良へ向かう大和街道、伊勢神宮へ向かう伊勢別街道の分岐点でもあった関宿は、東海道の宿場町の雰囲気を今に残すとても貴重な名所なのです。

東海道で唯一まとまった規模で残った宿場町

関宿(1)
関宿・中町の古い町並み(2009年8月撮影)
関宿Yahoo! 地図情報)は、三重県の北部、亀山市にあります。かつての東海道では、江戸・日本橋より47番目の宿場町にあたります。

明治以降、鉄道としての東海道線、東海道新幹線は、名古屋から岐阜、関ヶ原を越えて近江(おうみ、現在の滋賀県)、京都へ向かうルートを取りましたが、街道としての東海道は、名古屋から桑名、亀山を西に進み、鈴鹿峠を越えて近江に入るルートでした。

関宿(2)
関宿・新所(しんじょ)の古い町並み(2009年8月撮影)
街道としての東海道は、主に国道1号線として整備されましたが、関宿については、宿場町を南側に迂回する形で国道が整備されたため、江戸時代当時の宿場町がほとんどそのまま残る形に。

まとまった規模で宿場町の町並みが残っていることが評価され、東海道の宿場町の中では唯一、関宿だけが国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。