粋な大人の女性に似合う浴衣って?
京都の舞妓さんたちのゆかたの帯結びはお太鼓がスタンダード。こちらは京都ちどりやイベントで珍しい文庫結びを披露してくれました。(画像をクリックすると拡大表示できます) |
季節に合わせてオシャレを楽しむ気持ちを忘れないことも、大切な心のアンチエイジングです。
着物やゆかたが大好きな、アンチエイジングガイドが分析した大人の女性向けの2009年浴衣のトレンドは次の通りです。
【2009年大人の女性のゆかたトレンド】
■夏着物風にきちんと着こなす。
■レース使いなど、若い女性向けのトレンドも上品に取り入れる。
■江戸時代の古典柄、昭和初期のレトロ柄など、日本の伝統を感じさせるものを選ぶ。
■上質な素材で飽きの来ない本物を選ぶ。
■帯締め、帯留め、かんざし、髪飾りなどの小物とのコーディネートを忘れずに。
「夏に着物や浴衣って、暑そう」と思う方も多いと思いますが、意外に涼しくってエイジングケアに優れているのがゆかたです。その理由は、次のとおり。
【ゆかたのエコ&アンチエイジング効果】
■首筋や脇の下、手首、足首などが開いているので、放熱しやすく涼しい。
■帯でキュッとウエストとお腹周りを締めるので、お腹が冷えにくい。
■帯でお腹と背中をサポートするため、姿勢が良くなる。
■帯を結んだり、丈の長さを決めたりと、自分で着付けることでふだん使わない手先の技術が必要になり、脳が活性化する。
■着物を着こなした自分自身を楽しんで、非日常体験で心を躍らせることができる。
京都の芸奴さんに聞く浴衣の粋な着こなし方
メキシコ生まれ、中国育ちという帰国子女の小桃さん。現在、宮川町で芸妓として活躍する傍ら、写真集『芸妓・小桃』(講談社インターナショナル)をはじめテレビ、雑誌などのメディアへの露出も多い、注目の芸妓さんです!(画像をクリックすると拡大表示できます) |
日頃エイジングケアに励む世代の女性であれば、「ギャルっぽい浴衣よりも、大人の女性の浴衣の着こなしが知りたい」と思うはず。
そこで、毎日美しい着物を着こなして、日本女性の美しさと艶やかさの代表的な存在である、京都宮川町の人気芸奴・小桃さんに、大人の浴衣の着こなしについて聞きました。小桃さんが挙げてくださった次の5つのポイントをしっかりとチェックしましょう。
■とにかく基本は清潔感、基本に忠実にきちんと着付けること。ウエストやヒップラインが出過ぎないように、体型の補正もしんどくない程度に忘れずに!
■半襟で襟元におしゃれ心を出す。
小桃さんが着用するのは京都ちどりやのオリジナルゆかた「波に菊」(51,975円/京都ちどりやオリジナル)(画像をクリックすると拡大表示できます) |
■帯締めや帯揚げ、帯留めなどでこだわりやコーディネートセンスの良さをアピール。
■髪はきれいにアップにしてフェイスラインや首筋の涼しげなセクシーさを演出。かんざしや髪飾りで乙女心も忘れずに。
■草履、バッグなども浴衣と合わせてコーディネートする。
さらに京都ちどりや代表の堀切朋美さんからも「ゆかたは透ける素材が多いので、ゆかた用の下着や襦袢、裾除けという着物の裾が足にまとわり付きにくくする下着などを着用しましょう」と、ゆかたで失敗しない大切なアドバイスをしてくださいました。
■右上の写真で小桃さん着用のゆかた 「波に菊」(51,975円/京都ちどりやオリジナル)
カタツムリの絵がかわいい注染のゆかた
子供っぽすぎず色気さえ感じるのは色合いと図案のセンスの良さの賜物です。(画像をクリックすると拡大表示できます) |
京都ちどりや代表の堀切朋美さんの遊び心とセンスの良さが、70年以上前のカタツムリに命を吹き込んで、ゆかたに再現されたのです。
クローバーの帯留めがとってもかわいくって、少女っぽいですね。
■ゆかた 「でんでん」(綿麻しじら)51,975円
■帯 15,750円
■帯締め 3,150円
■帯留め(クローバー) 2,625円
流水が涼しげな水色のゆかた
水色に流水が清流を思わせるゆかた。(画像をクリックすると拡大表示できます) |
細かい波の線が昔の職人さんたちのキメの細かい技術の素晴らしさを語っているようです。
白の帯に鮮やかな緑色の線がシャープな帯締めと、ちどりの帯留めを合わせ、髪飾りもお忘れなく。
堀切さんからへアアレンジを伝授
和風シュシュがあれば、簡単にアップスタイルができますよ!(画像をクリックすると拡大表示できます) |
これは、鹿の子のシュシュで髪をまとめ、くるくると巻き上げて、かんざしですくい上げて止めたら出来上がり。
■鹿の子のシュシュ 840円
■かんざし「うちわちどり・赤」 3,675円
10秒ほどでアップスタイルをきれいにまとめる技はぜひ身につけたいものです。(画像をクリックすると拡大表示できます) |
細かいレースの帯で清楚な雰囲気を出して
細かいレースが清楚な帯です。(画像をクリックすると拡大表示できます) |
決して流行だけに流されない飽きの来ないレースの帯は、一枚は持っていたいアイテムです。
■ゆかた 「流水にちどり」 51,975円
■帯 18,900円
■かんざし 「花てまりかんざし」 4,305円
淡いゆかたと淡い帯で上品コーディネート
淡×淡は、ゆかた上級者のコーディネート。品の良さで差をつけるならおススメです!(画像をクリックすると拡大表示できます) |
淡いゆかたは絹紅梅という生地で、異なる太さの綿の糸を格子状に絹糸に織り込み、凹凸をつくることで、皮膚との接点が少なくなり、風通しと涼感がアップするように工夫された上級品。日本古来の淡いピンク色が、品の良い色香を演出します。
淡い色のゆかたには濃い色の帯、濃い色のゆかたには淡い色の帯、というように、コントラストを出すのが普通のコーディネートですが、敢えて淡いゆかたに淡い帯を乗せて、上品で涼し気な雰囲気が醸し出されています。
■ゆかた(反物・絹紅梅)68,500円(反物参考上代)縫製代 15,750円
■帯(麻100%) 39,900円
■帯締め(絹100%) 3,150円
■帯揚げ(絹100%) 10,500円
■帯留め「つばめ」 4,515円
黒い帯止めがアクセントに(画像をクリックすると拡大表示できます) |
もみじ、流水、花の古典柄で季節を先取り
見事な職人技に身を包むと、気持ちも引き締まります。(画像をクリックすると拡大表示できます) |
着物やゆかたの柄は、季節を先取りするのが粋な着方。夏に秋のもみじや菊の柄の着物を選ぶのは、とってもカッコいいことなのです!
柄の美しさを際立たせるために、敢えてコントラストをつけずに、白い帯で合わせます。
緑が鮮やかなクローバーの帯留めが遊び心を演出します。
■ゆかた(綿ちぢみ) 51,975円
■帯 39,900円
■帯締め 3,150円
■帯留め 2,625円
光の中で浮き上がるように鮮やかに見えます!(画像をクリックすると拡大表示できます) |
メタリックピンクが黒髪に映えるかんざし。(画像をクリックすると拡大表示できます) |
■蝶々螺鈿(らでん)かんざし 3,045円
ガイドのイチオシは青いバラの髪飾り
ガイドイチオシの青いバラの髪飾りです。(画像をクリックすると拡大表示できます) |
「アラフォーには派手かなあ」と思いつつも、和テイストな色合いと、花の美しさに心を惹かれてしまいました。色違いでピンク色もあり、ゆかただけでなく着物にも合います。
ちどりや夏祭りも京都、銀座、広島で開催中
ガイドも着物に合わせてみました!(画像をクリックすると拡大表示できます) |
京都ちどりやさんでは、ここで紹介した着物のほかにもたくさんのアイテムをそろえて、「ちどりや夏祭り」を開催中です。
ぜひ、遊びに行って、ゆかたや和小物の美しさを実際に手にとって確かめてください。
【ちどりや夏祭りスケジュール】
■~7/31 ちどりや祭京都OPAQUE
■~8/15 ちどりや祭広島OPAQUE
■~8/9 ちどりや祭銀座OPAQUE
【お問い合わせ】
京都ちどりやTEL:075-751-6650
次のページでは、大人の魅力でギャル系ゆかたに差をつけるアイテムを紹介します。