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サマータイプには黒は似合わない? パーソナルカラー別「黒」のコツ

黒は、ファッションの定番色ですが、黒を着ると疲れて見えたり、老けて見えることもあります。特にウィンタータイプ以外のサマータイプなどの人は余計に似合いにくいかもしれません。パーソナルカラーの観点から、老けて見えない黒の選び方、コーデのコツをご紹介します!

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド

<目次>

パーソナルカラー別「黒」コーデのコツ

サマータイプ・ウィンタータイプなどパーソナルカラー別に黒コーデのコツを紹介!

サマータイプ・ウィンタータイプなどパーソナルカラー別に黒コーデのコツを紹介!

カラフル回帰のトレンドによって、きれいな色を選択肢に加える人が増えてきました。以前に比べると、黒を着る機会は減ってきているものの、皆さんのクローゼットには、コート、ジャケット、ワンピース、スカート、パンツ、セーター、ブラウスなど、さまざまなアイテムの黒があるのではないでしょうか?
 
黒いライダースジャケットは、着まわし力の高いアイテムですが、無難になってしまうことも

黒いライダースジャケットは、着まわし力の高いアイテムですが、無難になってしまうことも

黒はフォーマルウエアの定番色でもあるので、きちんとした印象があります。シャネルを筆頭に著名デザイナーが好んで着用し、デザインした色でもあるので、高級感もあります。スタイリッシュで洗練された色ですが、組み合わせる色を選ばないコーディネートしやすい色だからこそ、無難になってしまいがちな色でもあります。
 

黒を着ると、老けて見えることがあるのはなぜ?

黒はあらゆる波長の可視光線を吸収するため、お顔に反射する光が少なくなります

黒はあらゆる波長の可視光線を吸収するため、お顔に反射する光が少なくなります

黒を着ると引き締まって見えますが、重く、硬い印象を与えます。黒を着ると疲れて見えたり、老けて見えることもあります。なぜなら、黒はあらゆる波長の可視光線を吸収するからです。

プロのカメラマンは、光を反射する白やシルバーの「レフ板」を用いて撮影を行います。被写体となる人物の顔により多くの光を当てることによって、お顔にできる陰影を和らげ、活き活きとした表情をとらえやすくなるからです。

お顔周りに黒をもってくると、お顔に反射する光が少なくなります。お顔にできる陰影が深くなるため、シワやほうれい線が目立ちやすくなります。
 
シャネルが考案した「リトル・ブラック・ドレス」の主役は、ドレスではなく、大ぶりのコスチュームジュエリー

シャネルが考案した「リトル・ブラック・ドレス」の主役は、ドレスではなく、大ぶりのコスチュームジュエリー

シャネルが考案した「リトル・ブラック・ドレス」は、シンプルな黒ドレスに大ぶりのコスチュームジュエリーをつけるというスタイリングの提案でした。光を集めるコスチュームジュエリーが、「レフ板」のような働きをするため、黒いドレスを着た女性たちが、若々しくおしゃれに見えるのです。
 

黒がとてもよく似合う人もいる!? あなたのパーソナルカラーは?

このように黒を着こなすのは難しい面もあるのですが、黒がとてもよく似合う人もいます。では、黒はどんな人に似合うのでしょうか? 似合う似合わないを見極める方法の1つに、パーソナルカラーがあります。

パーソナルカラーは、黄みがかった色が似合うイエローベース、青みがかった色が似合うブルーベースに大別されますが、それぞれのタイプに似合う明度、彩度、トーン(色調)があります。

パーソナルカラーとはその人に似合う色のこと。「パーソナルカラーとは?」「イエローベースとは?」「ブルーベースとは?」とお思いになった方はぜひ、下記の記事をご覧ください。

20秒で診断!パーソナルカラー(似合う色)診断 女性編
20秒で診断!パーソナルカラー(似合う色)診断 男性編

※あくまでも簡易診断/自己診断です。
 

黒がとてもよく似合うのは、ウィンタータイプ

ウィンタータイプは、黒と白のモノトーンコーデがとてもよく似合います

ウィンタータイプは、黒と白のモノトーンコーデがとてもよく似合います

黒がとてもよく似合うのは、ウィンタータイプです。ウィンタータイプが黒を身につけると、顔にメリハリがつきとても華やかに見えます。シンプルな黒のシャツやセーターを着るだけで、ゴージャスな印象になります。

ウィンタータイプは黒がとてもよく似合いますが、着こなしがワンパターンになってしまいがち。ウィンタータイプのカラーパレットにあるような、ビビッドカラーをアクセントに取り入れると、さまざまなイメージを演出できます。

ウィンタータイプの詳細は下記をご覧ください。

ウィンター(冬)タイプ 女性編
ウィンター(冬)タイプ 男性編
 

黒があまり似合わないタイプの傾向と対策

黒があまり似合わないタイプは、スカートやパンツなどボトムで取り入れた方が賢明です

黒があまり似合わないタイプは、スカートやパンツなどボトムで取り入れた方が賢明です

ウィンタータイプ以外は、黒はあまり似合いません。ファッションに黒を取り入れるときは、お顔周りを避けた方が賢明です。トップスなどお顔周りに黒をもってくるときは、メイクをきちんとし、お顔にできる陰影を目立ちにくくするとよいでしょう。

ボトムやジャケットで黒を取り入れる場合は、それぞれのタイプのカラーパレットからアクセントになる色を取り入れるなど、コーディネートを工夫しましょう。
サマータイプに似合うのは、繊細なビーズの装飾がついた柔らかい素材感のドレス

サマータイプに似合うのは、繊細なビーズの装飾がついた柔らかい素材感のドレス

素材やデザインも重要です。スプリングタイプは、地味になると精彩を欠いてしまうので、華やかな素材、デザインがおすすめです。サマータイプに黒は強すぎるので、柔らかい素材やデザインを選ぶとよいでしょう。オータムタイプは、手触りのある素材、あるいは、凝ったデザインがしっくりくるでしょう。

パーソナルカラーの4つの基本タイプの詳細は、下記の記事をご覧ください。

スプリング(春)タイプ 女性編
スプリング(春)タイプ 男性編

サマー(夏)タイプ 女性編
サマー(夏)タイプ 男性編

オータム(秋)タイプ 女性編
オータム(秋)タイプ 男性編

ジュエリーやアクセサリーの選び方にもコツがあります。下記の記事をご覧ください。

ゴールド・シルバー診断! タイプ別似合うアクセサリーの選び方

TPOによっては、黒を着なければならないシーンはあります。この記事を参考に、コーディネートを工夫してみてください。

ウィンタータイプの方は自信をもって黒を着こなしていただきたいですが、その他のタイプは、無難だからという理由で黒を選ぶのはやめて、ご自分に似合う色を選択肢に加えてみませんか?

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