パステルカラーとは、どんな色?

パステルカラーの「パステル」とは、粉末の顔料を粘着剤で棒状に固めた画材のこと。ワックスやオイルの成分を含まず、白粘土が混入されているため、テカりのないやさしい色を表現できます

パステルカラーの「パステル」とは、粉末の顔料を粘着剤で棒状に固めた画材のこと。ワックスやオイルの成分を含まず、白粘土が混入されているため、テカりのないやさしい色を表現できます


パステルカラーとは、パステル画に見られるような淡い色彩のこと。鮮やかな原色に白色を混ぜたような明るく柔らかい色彩のことを指します。春夏シーズンの立ち上がりには、パステルカラー(パステルトーン)がトレンドカラーとして浮上してきますね。
 
パステルカラーとは、高明度、中彩度のトーン(色調)を指します

パステルカラーとは、高明度、中彩度のトーン(色調)を指します


シャーベットカラー(シャーベットトーン)も明るく淡い色彩をさしますが、パステルカラーよりも淡く、ひんやりとクールな印象を受けるのではないでしょうか。

【目次】  

パステルカラーとは違うの?ペールトーン、ライトトーンとは

「物体色の色名(JIS Z 8721)」の系統色名には、明度および彩度に関する修飾語があります。パステルカラーに該当するのは、ペール(pale、うすい)という修飾語です

「物体色の色名(JIS Z 8721)」の系統色名には、明度および彩度に関する修飾語があります。パステルカラーに該当するのは、ペール(pale、うすい)という修飾語です


パステル、シャーベットのように、具体的なものを用いた色の表現もありますが、ペールトーン(淡い色調)というように、形容詞を使って色彩を表現することもあります。たとえば、JIS(日本工業規格)の色名規格「物体色の色名(JIS Z 8721)」の系統色名には、明度および彩度に関する修飾語があります。ペール(pale、うすい)という修飾語が、パステルカラーに該当します。
 
 PCCS(日本色研配色体系)のトーン。パステルカラーに該当するのは、ライト(light、浅い)

 PCCS(日本色研配色体系)のトーン。パステルカラーに該当するのは、ライト(light、浅い)


一方、PCCS(日本色研配色体系)でパステルカラーに該当するのは、ライト(light、浅い)。PCCSのペール(pale、薄い)は、JISのベリーペール(very pale、ごくうすい)と重なります。このように言葉による色の表現には曖昧な一面があります。しかし、図が示すように、パステルカラーは、高明度・中彩度に分類されます。明るく澄んだ色調は、さわやかで楽しく、若々しさや子供っぽさといったイメージを想起させるのではないでしょうか。
 

パステルカラーが似合う人・似合わない人をパーソナルカラーで見極め

パステルカラーはどんな人に似合うのでしょうか? 似合う似合わないを見極める方法の1つに、パーソナルカラーがあります。パーソナルカラーは、黄みがかった色が似合うイエローベース、青みがかった色が似合うブルーベースに大別されますが、それぞれのタイプに似合う明度、彩度、トーン(色調)があります。パーソナルカラーとはその人に似合う色のこと。「パーソナルカラーとは?」「イエローベースとは?」「ブルーベースとは?」とお思いになった方はぜひ、下記の記事をご覧ください。

20秒で診断!パーソナルカラー(似合う色)診断 女性編
20秒で診断!パーソナルカラー(似合う色)診断 男性編

※あくまでも簡易診断/自己診断です。
 

パステルカラーが似合う人:スプリングタイプとサマータイプ

パステルカラーがとてもよく似合うのは、スプリングタイプやサマータイプです。

■スプリングタイプに似合うパステルカラー
スプリングタイプに似合うのは、高明度で中・高彩度のトーン

スプリングタイプに似合うのは、高明度で中・高彩度のトーン


上図は、スプリングタイプのカラーパレットと、円の大きさで似合うトーンを示したものです。スプリングタイプは、黄みを帯びた色が似合うイエローベースという特徴に加え、高明度で中・高彩度の色がとてもよく似合います。

パステルカラーの中でも、パステルイエローグリーン、ウォームパステルピンク、ライトクリアゴールド、ピーチ、アプリコットなど、可憐で親しみやすい色が特によく似合います。

若々しいパステルカラーに、高彩度の色を組み合わせることによって、快活で健康的なイメージが加わります。明るい色の多色配色にすることによって、大人ならではの甘さや可愛らしさが感じられるでしょう。

スプリングタイプの詳細は、下記の記事をご覧ください。

スプリング(春)タイプ 女性編
スプリング(春)タイプ 男性編

■サマータイプに似合うパステルカラー
サマータイプに似合うのは、中・高明度で中彩度のトーン

サマータイプに似合うのは、中・高明度で中彩度のトーン


サマータイプは、青みを帯びた色が似合うブルーベースという特徴に加え、中・高明度で中彩度の色がとてもよく似合います。パステルカラーの中でも、パウダーブルー、パウダーピンク、ラベンダー、パステルブルーグリーン、ライトレモンイエローなど、涼やかで優しい色が特によく似合います。

さわやかなパステルカラーに、やや濁りのある中彩度の色を取り入れることによって、穏やかで上品なイメージが生まれます。穏やかにグラデーションを描くような配色にすると、エレガントで洗練された大人っぽさが引き立つでしょう。

サマータイプの詳細は、下記の記事をご覧ください。

サマー(夏)タイプ 女性編
サマー(夏)タイプ 男性編
 

パステルカラーがあまり似合わない人:オータム・ウィンタータイプ

オータムタイプやウィンタータイプは、パステルカラーはあまり似合いません。しかし、色の選び方、カラーコーディネートを工夫すると、適度なハズしになり、抜け感やこなれ感が生まれることもあります。

■オータムタイプがパステルカラーを取り入れたいときは
オータムタイプに似合うのは、低・中明度で中・高彩度のトーン

オータムタイプに似合うのは、低・中明度で中・高彩度のトーン


オータムタイプは、黄みを帯びた色が似合うイエローベースという特徴に加え、低・中明度で中・高彩度の色がよく似合います。パステルカラーを身につけると、軽すぎて、浮いてしまったり、寂しげで、地味な印象になりがちです。パステルカラーを取り入れたいときは、ブルー系よりも、オレンジ系やグリーン系がベター。お顔まわりを避けて、分量を少なめに取り入れるとよいでしょう。

オータムタイプの詳細は、下記の記事をご覧ください。

オータム(秋)タイプ 女性編
オータム(秋)タイプ 男性編

■ウィンタータイプがパステルカラーを取り入れたいときは
ウィンタータイプに似合うのは、中明度で高彩度、高明度で低彩度、低明度で低・中彩度のトーン

ウィンタータイプに似合うのは、中明度で高彩度、高明度で低彩度、低明度で低・中彩度のトーン


ウィンタータイプは、青みを帯びた色が似合うブルーベースという特徴に加え、中明度で高彩度、高明度で低彩度、低明度で低・中彩度の色がよく似合います。高明度で中彩度のパステルカラーを身につけると、色が優しすぎて、ぼけてしまいます。優しさや繊細さを表現したいときは、アイシーピンク、アイシーブルー、アイシーバイオレットなど、高明度で低彩度の色を取り入れるとよいでしょう。

ウィンタータイプの詳細は下記をご覧ください。

ウィンター(冬)タイプ 女性編
ウィンター(冬)タイプ 男性編

パステルカラーには、子供っぽいイメージもありため、大人には似合わないと敬遠されがちな色でもあります。しかし、似合う方が身につけると若々しさや大人の可愛らしさを引き出してくれます。また、明度、彩度、トーンがわかると、パーソナルカラーの理解も深まっていきます。先入観にとらわれすぎず、色の選択肢を増やしていくと、おしゃれの幅も広がっていくでしょう。

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