アロマテラピー

乾燥・水虫対策!季節に合わせたアロマフットケア

夏は乾燥でカチカチ、冬は水虫でジメジメ……実は外気と靴の中の環境は、相反することが多いんです。足のお手入れは、季節に合わせて効果的におこないたいですね。そこにアロマテラピー要素をプラスしてさらに上質なフットケアをしてみませんか。実験により、菌の増殖をほぼ全面阻止したアロマ、免疫力低下を防ぐアロマも見つかり、自宅でのアロマテラピーにも効果が期待できます。

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド

夏と冬……季節にあったフットケアを

アロマを使ったフットケア

いつでも抜かりのないすべすべのしっとり足は魅力的

外気と靴の中の環境は、相反することも少なくありません。

まず、夏のフットケアですが、夏は、湿度が高かったり汗をかくので、ついつい保湿ケアを忘れがちですね。しかし、素足で過ごすことが多くなるため足裏は乾燥して固くなり、日焼けのよるカサつきや乾燥も気になります。

一方、冬は外気は冷たく乾燥していますが、ブーツ・タイツ・靴下の影響で足が蒸れていることも少なくありませんね。

顔のスキンケアのように外気の温度や湿度に合わせたスキンケアをするのではなく、足は「靴の中の環境」に合わせたフットケアをするのが理想です。


夏の終わり~秋のフットケアに「ココナッツオイル」

ココナッツオイル

あたたかい季節は液体の状態のココナッツ(やし)オイル

まだサンダル履くこともある、晩夏~初秋のこの頃。しっかり足脚に油分を補給して、柔らかいお肌を目指しましょう。

そこで使いたいのが、昨今ブームのココナッツオイル。食用はすでに一度はお試しになったのでは? しかし、「塗ったことはない」と仰る方も多いので、今回はココナッツオイルでスキンケアをご提案しましょう。

ココナッツオイルは甘い香りが特徴の植物オイル。オイルとはいっても、日本の夏の気候では常温で固形になっていることも多いので、「植物脂」と言ってもいいほどの特徴的なオイルです。
スキンケアに使うのなら、さらさらとした液体の状態の方が便利なので、気温が25℃以上ある夏~秋の時期のケアにぴったりです。25℃以下になる寒い季節には、スィートアーモンドオイルなどを使ってみましょう。

ココナッツオイルはそれだけで、とても香りがあるので、そこにアロマを加えるのは少々もったいない気もする程ですが、保湿効果をプラスするためにエッセンシャルオイル(精油/アロマオイル)を加えて、さらに贅沢なオイルに仕上げましょう。


ココナッツオイルと相性が良いアロマ

甘いココナッツオイルの香りには、甘さをさらに増すベンゾインがおすすめです。ベンゾインのアロマも寒いときは固まることがあるので、暑い季節が扱いやすいですよ。

ベンゾインは樹脂系からとれる香りです。バニラのような香りが魅力ですが、保湿したいときにオススメです。かかとのざらつきやひび割れ、すねのかさかさを優しくケアしてくれますよ。

■ベンゾイン配合フットケアオイル
  • ココナッツオイル ……大さじ1杯
  • ベンゾイン精油(レジノイド) ……1滴
この2つをよく混ぜればオイルは完成。
そのまま、かかと・スネなど気になる部分に、オイルを浸透させるように塗り込みます。
もし作ったオイルが余ってしまっても、数日でしたら問題なく使えます。きれいなボトルに入れて蓋をきっちり締めて、日の当たらないところで保管しましょう。

ちなみに、冬のフットケアも、保湿ならば夏のケア方法と同じでOKです。

※レジノイドとは樹脂を溶剤抽出したアロマのことです。

>>次のページでは「冬のフットケア」をご提案します。
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