アロマテラピー

乾燥・水虫対策!季節に合わせたアロマフットケア(2ページ目)

夏は乾燥でカチカチ、冬は水虫でジメジメ……実は外気と靴の中の環境は、相反することが多いんです。足のお手入れは、季節に合わせて効果的におこないたいですね。そこにアロマテラピー要素をプラスしてさらに上質なフットケアをしてみませんか。実験により、菌の増殖をほぼ全面阻止したアロマ、免疫力低下を防ぐアロマも見つかり、自宅でのアロマテラピーにも効果が期待できます。

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド


ブーツの中の蒸れた足……水虫はいませんか?

ロングブーツ

ブーツの中の足はむれてませんか

冬の時期、乾燥やカサカサ以外でもう1つ気になるのが水虫! 今や女性のための水虫薬も出るほどです。
水虫もアロマによって、予防やケアができるんですよ! 水虫じゃない人も、予防のために知っておいて損はないと思います。

では、水虫には、どんなエッセンシャルオイル(精油/アロマオイル)がいいのでしょうか。公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)のホームページに、水虫の原因となる微生物(白癬菌)への作用を調べたデーターが掲載されています。

簡単に解説しますと、白癬菌は水虫やたむしの原因になる真菌(カビ)です。
実験はハロー(阻止円)法といって、シャーレの培地に菌を塗りつけ、エッセンシャルオイルをつけた丸いベーパーを中央に置いて菌を培養し、菌がどのぐらい繁殖するかをみるというものです。


菌の増殖をほぼ全面阻止したアロマはコレ!

カモミールなどハーブの画像

個人的にはカモミール・ローマンが意外でした

実験の結果は……というと、まったく菌が増えていないシャーレがあったのです!

そのシャーレには、3つのあるエッセンシャルオイルを染み込ませた丸い紙が使われているのですが、さて、何のアロマだと思われますか?

それはラベンダー、ティートリー、カモミール・ローマンでした。
この3つのオイルの周囲には、白癬菌がまったく増えてないのです!

ただし、この実験は殺菌(菌を殺す)ではなく、その増殖や発育を抑制する作用のことです。医薬品のように白癬菌を根絶することは難しいのかもしれません。
しかし、実際に抑制効果があるという結果が出たのであれば、是非活用してみたいですね!


菌をおとなしくさせるアロマフットバスの実践法

足浴

落とす量は1~3滴ほどで

ではまず、足浴で使ってみましょう!

洗面器に適温の湯を張って(夏場に暑ければは水でもOK!)、エッセンシャルオイル(アロマオイル/精油)を1~3滴入れてよくかき混ぜて足をつけます。

時間は特に指定はありません。気持ちよい程度、足をつけてください。菌にも効果的ですが、とても気持ちよくて疲れも癒されますよ!

ただし、抑制効果が証明された上記の実験はエッセンシャルオイルの原液(薄めていないもの)による結果です。水やお湯で薄めた場合、どの程度まで効果を発揮するのかは正直わかりませんが、原液で効果が証明されたということは、可能性は期待できますね。

特に、ラベンダーやティートリーのオイルは、伝統的にも、菌に対しての効果が言い伝えられています。

>>ケアは継続して行いましょう。そのポイントは次のページでご説明します。
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