防災用としてアロマオイル(精油)の薬理効果に注目!
防災袋の中身チェックしていますか?
ただし残念なことに、アロマオイル(精油)にそこまでの薬理効果と活用法があることはあまり知られていないので「防災袋にアロマオイル(精油)」という考えが浮かぶ人は少ないのではないでしょうか? そこで今回は、防災時に活躍が期待できるアロマオイル(精油)を3本だけピックアップしました。今回は、これらが防災袋の備えとして役立つ理由とその活用法を紹介したいと思います。
心のケアだけでない、アロマオイル(精油)が持つ本来の薬理効果を知って頂けたら幸いです。
防災袋で準備したい5つの理由
日頃からアロマテラピーでのホームケアに触れていると覚悟家庭の防災に役立つアロマオイル(精油)やケア方法が増えると思います。
(1)アロマオイル(精油)は、薬理効果があり1本で色々な用途を持っている
(2)少ない使用量でOKである
(3)1瓶5ml~10mlサイズは100滴~200滴分。小さい瓶1本で多様に使用が期待できる
(4)軽くて持ち運びしやすい
(5)アロマオイル(精油)には、デオドラント効果が期待できる
(6)3本全て使用期限が開封後1年間もある
※開封前の使用期限を必ず確認してください。その期間内であれば、開封してから1年間の使用期限です。
そもそもアロマオイル(精油)は、植物の体の分泌細胞内に0.1~3%程度含まれているエッセンスを抽出したもの。植物全体の体内での含有量を目安にして使用するという観点から、人間の体で働かせる場合、多くても3%濃度くらいまでに希釈をして使用するという考え方があります。
よってアロマトリートメントをする場合、小さじ1杯のホホバオイルなどの植物油に1~3滴のアロマオイル(1%~3%濃度)でOKだという計算です。目安として小さじ1杯5ccの植物油で、フェイシャルトリートメントができます。アロマオイル(精油)が少量の使用量で体に働く物質であるということがイメージしていただけると思います。
アロマオイル(精油)はその種類によっては、希釈をせずに直接肌に塗布できるものもあります。災害時はホホバオイルなどの植物油は備えられない場合もあるでしょう。この3本は、そういう非常時でも原液で使用可能できます。
※使用には個人差がありますので、アレルギーや敏感肌の方はパッチテストで事前に使用可能かどうかをチェックしていただく事をおすすめします。
※希釈の濃度はサロン、セラピストの判断によって3%濃度までの範囲でアレンジされていることがほとんどなので、気になる方はご担当のセラピストさんへ相談下さい。
「香りがある」ことは「迷惑になる」という考えもありますが、アロマオイル(精油)の場合は人工香料とは少し温度が違うと考えています。アロマオイル(精油)の香りは、植物が生命活動により生み出した天然の化学物質による香りなので、人工香料と分子構造が異なります。
人間の嗅覚は天然の分子構造と人工香料の分子構造を無意識に嗅ぎ分ける力を持っているので、非常時こそアロマオイル(精油)の香りが心の癒しとなる場合があるのは自然の恵みだと考えています。
避難所などでは多数の人が集まることによる「臭い」のトラブルも多いそうです。特にデオドラント効果を謳っていなくても、アロマオイル(精油)は、植物の自然の力で悪臭の元となる芳香分子を包み込み悪臭をOFFしてくれる効果が期待できるものが多いからです。
香りによって、気分が癒され前向きに明るくなれるということも防災袋に備えるにはとても役に立つのではないかと考えます。
>>次のページでは「おすすめのアロマオイル(精油)の活用法について」紹介します