アンチエイジング/アンチエイジングなライフスタイル

髪、唇、目…うっかり日焼けが10年後の老化に響く

顔の日焼け対策はバッチリOKと安心している人、唇、髪、目の紫外線対策をしていますか? 10年後に切れ毛や薄毛、唇のシワ、目の疲れなどで悩まないためにも、肌以外の紫外線予防についてアンチエイジングの専門ガイドが紹介します。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド

顔の日焼け対策はバッチリOKと安心している人、唇、髪、目の紫外線対策をしていますか? 10年後の老化に悩まないためにも、肌以外の紫外線予防について紹介します。

唇の紫外線対策 ~唇は肌よりデリケート~

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唇は皮脂も汗も出ずターンオーバーも5日間という肌とは違う性質を持つ

唇は、肌とつながっているから同じ構造だと思いこんでいる方も多いでしょうが、実は唇は肌よりも、口の中の粘膜に似ており、肌とは全く違う性質のもの。
どう違うかというと、まず唇には汗を出す汗腺や皮脂、天然保湿因子(NMF)を出す皮脂腺がありません。唇は肌のような皮脂や汗のバリアがなく、乾燥にとても弱いのです。

飛行機に乗るとあっという間に唇が乾燥して切れて血が出てしまったなんていう経験、はありませんか? 

唇のシワやたるみは紫外線が原因の1つ

さらに唇の表皮細胞のターンオーバーは5日前後で、肌よりもとても短いのが特徴。そして、唇には紫外線をブロックするメラニンが少ないのでシミはできにくいのものの、唇の真皮層まで紫外線A波が到達しやすく、コラーゲンやエラスチンなどの繊維にダメージを与えてしまいがち。長い間、紫外線対策を怠っていると、唇がたるんだり、シワが目立つようになってきたりするのです

食事やストレスで唇をいじめないで!

このようにデリケートな唇なのに、食事のときにはお箸や食器、熱い食べ物で傷つけています。唇が乾燥したり、皮がめくれてくると、つい唇をなめたり、皮を手ではがしたりすることもあります。できれば食事のときも唇に注意しながら食べるようにして、メイクの前には唇の保湿ケアと紫外線対策を忘れないでください。

植物オイルやワセリンでやさしくケア

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唇はデリケートだからやさしくケアしてあげよう。日焼け止めは唇専用を使おう

リップクリームや口紅は、なるべく自然素材のものを使い、化学物質が配合されていないか、最小限のものにしましょう。

ガイドが使っているのはオリーブオイル、ココナツオイル、アボカドオイルなどの植物由来の抗酸化力が高い食用オイルで、これを朝晩欠かさず塗っています。

持ち歩くのはワセリンで、乾燥が気になったときに指先にとって塗ります。唇の皮膚はもろいので、指やスティックタイプのもので塗るときも、あまり強い圧をかけたりせず、やさしくケアしてあげましょう。

紫外線対策は、帽子や日傘を使うときにも、肌だけでなく唇もガードすることを忘れないでください。海などのアウトドアに行くときには唇専用の低刺激な日焼け止めを使いましょう。唇はとても繊細で刺激に弱いので、顔と同じものを使うのは避けてください。

次ページでは「目の紫外線対策」について、紹介します。

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