節々の痛みを感じたら関節老化に注意!
節々の痛みを感じたら関節老化に注意!
厚生労働省の平成22年国民生活基礎調査によると、自覚症状がある痛みで最も多いのが「腰痛」「肩こり」が男女ともに1位と2位で、「手足の関節の痛み」も女性が3位、男性が5位。節々の痛みは、多くの人の痛みの種なのです。
関節は骨と骨を結ぶつなぎ目部分で、固い骨と骨がぶつからないように、関節には潤滑油の役割をする液体や、クッション、カバーの役割をする膜などがあり、関節の痛みが起きないように働いています。
関節の痛みで見た目老化が加速する!
関節の痛みをかばって運動附属になったり、悪い姿勢をすると、見た目老化が加速します!
これが膝、肩、腰、首などの痛みの原因になっている場合が多いのです。
関節の痛みが起きると、痛みを感じないようにかばって姿勢が悪くなったり、痛みを気にして、活動量が減ります。これが続くと、若々しいスタイルは消え、だんだんと老人体型に変化してしまいます。
若々しい体型を維持するためにも、関節を労わることが重要です。ではその具体的な方法について、ご紹介します。
やせすぎ、太り過ぎは関節にダメージ
やせすぎて骨が弱くなる、太り過ぎて骨に負担をかける…どちらも避けたいですね!
やせすぎも骨粗しょう症を招き、骨の健康を害します。目安としてBMI23から、多くてもBMI27の間に収まるように体重をコントロールしましょう。
靴のクッション性を高めて膝ギシギシ予防
ひざや足首に違和感を感じたら、ぜひインソールで靴底を強化して、衝撃吸収し、負担を軽減して軽い運動を続けましょう!
たとえば、ウォーキングや運動するときの靴を、クッション性に優れたものにしてみるのもいいでしょう。日常生活でも、階段を使ったり、よく歩くようにするだけでも、運動量がぐんと増えます。そんなときに、靴底に敷くインソールなどで、ふだんの靴底を強化し、膝や足首を守りましょう。
首、手首、足首……首を温める
首、手首、足首を温めるグッズは、関節を冷やさないためにも、1年中準備しておこう!
関節部分が冷えてしまうと、血液や体液の流れが悪くなり、酸素や栄養が不十分で、関節を滑らかにしている物質を新たに作ったり、古いものを排出する代謝のスピードが遅れて、痛みを感じやすくなってしまいます。
ガイドの関節老化対策は、関節部分を冷やさないグッズを、1年中利用することです。たとえばハラマキ、レッグウォーマー、アームカバー、えりまきなどを、カバンに入れて、寒くなったら、「首」部分だけでもこれらのグッズで温めると、関節部分だけでなく、体全体が冷えにくくなります。こうやって冷えから関節を守ることで、関節のまわりの血流と酸素、老廃物の流れを滞りなくスムーズに保つことができます。
次のページでは、関節老化を予防する簡単エクササイズをご紹介します。