女性の体とセックスレス
女性ホルモンの低下や病気が隠れている場合も。婦人科へ相談を
20代、30代の女性でセックスのときに痛みを感じるのは、月経周期の乱れ、婦人病や性感染症が関係しているかもしれません。見逃していると不妊の原因にもなりますので、婦人科で検査を受けましょう。
出産後に痛みを感じてセックスレスになった場合、日本は産後の女性器のケアが十分ではなく、分娩のときの傷や痛みが関係しているかもしれません。一度、婦人科に相談してみましょう。
女性の心とセックス
先入観やタブー視より自分の気持ちを優先して
女性誌などで「セックスできれいになる」「セックスしなければ現役の女性ではない」などと言う記事を見かけますが、セックスには美肌効果やホルモン分泌を促進する効果は科学的に実証されていません。セックスを義務的に考えたり、絶対にしなければいけないものと思うことで、逆にセックス恐怖症になってしまうこともあるので、あくまでも自分の気持ちを大切にしてください。
自分がどんなセックスが好みで、どんなセックスを望んでいるかについて、探求してみましょう。「セックスのことを考えるなんて不潔、不謹慎」などと思わずに、自分の望むセックス、好みのセックスを知ることから始めてみましょう。
男性の心と体とセックス
男性ホルモンの低下は大丈夫?
男性ホルモンは、男性らしさを形成するだけでなく、前向きな意欲や行動力にも関係しているために、ホルモン分泌が低下すると、うつ的な状態に陥ることもあります。一度、泌尿器科や男性更年期を扱う診療内科などに相談に行ってみることをおすすめします。
次のページではセックスに関する研究についてご紹介します。