イタリアの郷土料理、エコスープメニューの「リボッリータ」
トスカーナの家庭料理のひとつ「リボッリータ」。このメニューは頻繁に作られることでも知られています。というのも、もともとはトスカーナ風のミネストローネをたくさん作りすぎて、また翌日に「飽きないように」いただくスープなのです。同時に、余った野菜を刻んで煮込むだけで、さらに固くなったパンを再利用してというエコメニューでもあるので、家庭料理には欠かせません。二日目のカレーのように、野菜の旨味が凝縮されたリボッリータは、ホッとする家庭の味わいなので、ぜひリボッリータで心も体も温まってください。
トスカーナのリボッリータの材料(トスカーナのリボッリータ)
トスカーナのリボッリータの作り方・手順
トスカーナの田舎のスープ リボッリータ
1:炒める。
オリーブオイルとにんにくを鍋にいれ、刻んだタマネギを加えて火にかけ、タマネギが透き通るまで炒めたら、みじん切りにした、にんじん、セロリ、ポロネギを加えて、塩をしてしんなりするまで炒める。
2:水をひたひたになる位に加えて煮込む。
1に芯を取り除き、細かくちぎったキャベツと、水切りしたエンドウ豆の缶詰を入れ、水をひたひたになる位に加えて煮込む。
3:沸騰したら、30分程弱火でコトコト煮込む。
2のキャベツがしんなりと馴染んだら、トマトの水煮缶を入れ、タイム、ローズマリーのハーブを加えて煮込み、沸騰したら、30分程弱火でコトコト煮込む。
4:200度のオーブンで15分程焼き上げていただく。
オーブン焼き皿に、スライスしたパンを加え、3のスープをひたひたに注ぎ入れ、最後にすり下ろしたパルメザンチーズとEXVオリーブオイル(文量外大さじ1杯)を回しかけ、200度のオーブンで15分程焼き上げていただく。
パンはできれば、固くなってしまったフランスパンなどを使用することをオススメします。ガイドのワンポイントアドバイス
ポロネギが手に入らない場合は、タマネギを1個まるごと使用します。コクが欲しい場合は、ベーコンなどを入れても美味しく頂けます。但し、パンについては、2日目の固くなってしまった、カチカチになったパンを使用すると、よりスープを吸って、美味しくいただけます。すべてが無駄なく、余った素材で作れるエコメニューです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。