アンチエイジング/アンチエイジング化粧品

シワとたるみの原因「肌やせ」に要注意!

シワやたるみが気になりだしたら、「肌やせ」対策を!老化、紫外線、活性酸素などによって肌の細胞が傷つき、エネルギーを作り出すミトコンドリアの働きが衰えると、新しい細胞を作り出す力が低下、肌のコラーゲンやヒアルロン酸が減り、せんべい布団のようなやせた肌になってしまいます。この対策としての、スキンケア、食事、運動などの方法について、アドバイスします。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド

肌やせで悪化する!シワとたるみ

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肌がやせて薄くなることでシワやたるみなどの肌老化が悪化します

スリムになったり、体重が落ちたわけでもないのに、肌って年齢とともにどんどん薄くなってしまう「肌やせ」を起こすこと、知っていますか? シワやたるみ、目の下のくまやくすみが気になったら、「肌やせ」に注意しましょう。「肌やせ」とは、皮膚が薄くなって水分を蓄えられず、ハリや弾力性を保てなくなった状態のこと。

新しい布団やマットはフカフカで弾力がありますが、使い続けるうちに固く薄い「せんべい布団」になってしまいます。これと同じようなことが、あなたの肌でも、20代後半から起きているのです!

新しい肌を生み出す力が低下

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肌やせの原因はズバリ老化。新しい肌を生み出すエネルギーが不足して、肌が古いままになり、さらに老化が進みます

「肌やせ」を起こす原因は、ズバリ加齢。年齢とともに肌の細胞が新しい肌を作り出す力が弱まり、新陳代謝が遅くなり、肌の土台になるコラーゲンや、水分を保つヒアルロン酸が少なくなることで、肌が薄くやせてしまうのです。

紫外線も肌の細胞を傷つけて、細胞がエネルギーを作る能力を低下させて、肌やせを起こす原因になります。睡眠不足やストレスなども、肌の細胞にダメージを与える活性酸素を作り出して、新しい肌を生み出す再生力を低下させます。

糖化で肌がくすんでカチカチに

さらに「糖化」という現象もたるみやシワの原因になります。糖化の糖は「砂糖の糖」です。私たちは毎日の食生活でたくさんの糖を摂っています。「エッ?私、ケーキが食べないし、コーヒーに砂糖を入れてないから大丈夫よ!」なんて思っているあなた、実はご飯やうどんパスタにも「糖」がたっぷり含まれているのを忘れないでください!

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直接に砂糖を摂ってなくてもご飯や麺類などに隠れた糖がいっぱいです!

糖化のメカニズムは、無色透明の砂糖水を煮詰めていくと、ドロドロした茶色のカラメルになり、最後はカチカチに固まってしまう……ということが、私たちの体の中でも起こっているとイメージしてください。

特に皮膚の土台として、マットのスプリングのような役目を果たしているコラーゲンやエラスチンなどに糖が絡み付くと、くすんで固くなり、肌の弾力やハリが失われ、くすみが目立つようになります。実は、皮膚だけでなく、糖化は骨や血管などでも起こり、老化や病気の原因の1つとして、注目されています。

糖化が進むと肌が「せんべい布団」に!

糖は脳や筋肉を動かす大切なエネルギーですが、ケーキやご飯、ジュース、フルーツなどにたっぷりと含まれており、つい食べ過ぎてしまうと、処理しきれなくなった糖が体に蓄積して、コラーゲンやエラスチンなどのタンパク質に絡みつきます。

肌の弾力を保つのに欠かせないコラーゲンなどが糖化で固くなると、肌が「せんべい布団」のような固い状態になり、これもシワやたるみの原因になります。

老化、紫外線、糖化のダメージで肌がやせたり固くなることで、ハリや弾力を失い、たるみやシワの原因になります。そうならないためには、まずはスキンケアです。さまざまなスキンケアアイテムが、加齢、ストレス、紫外線、糖化など、それぞれのダメージを修復する機能を持っています。しかしなかなか「これ一本でOK」という便利なアイテムが存在しないのも事実。

ミトコンドリアが肌の元気を作る!

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ミトコンドリアは細胞の中でエネルギーを作り出す発電所。新しい肌を生み出すものとしても欠かせません

そんな中、最近ガイドが注目しているのは「肌の細胞にあるミトコンドリアを元気にするスキンケアアイテム」です。ミトコンドリアは、細胞の中にあり、エネルギーを作り出す大切な働きを担っています。しかしこのミトコンドリアが、紫外線、老化、活性酸素によってダメージを受けると、エネルギーを作り出せなくなって、細胞が新しい細胞を生み出す力が低下するのです。

ミトコンドリアを元気に保っていれば、肌の細胞の中でエネルギーが作られ、新しい細胞が生まれるので、肌やせを起こさず、肌が「せんべい布団」にならずに、フカフカの気持ちいい状態を保てるのです。

ミトコンドリアを元気にする成分「PQQ」に注目

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エピステーム C デュアルエナジー(40ml/15,750円)

このミトコンドリアを元気にしてくれる成分として注目されているのが「PQQ(ピロロキノリンキノン)」。納豆、豆腐、緑茶などに含まれる成分で、アメリカでは脳の細胞の機能を高めて、記憶力を良くするといわれて、サプリメントとしても注目されています。

実際に皮膚にPQQを1日2回塗って、2週間後のようすを観察したところ、肌が薄くなる肌やせを防ぎ、さらに紫外線によるシワや、ミトコンドリアの働きの低下を防いで、新しい肌を生み出す力を高めることが明らかになりました。

そしてこの「PQQ」を含んだスキンケアが2011年9月に世界で初めて発売されました。これが「エピステーム Cデュアルエナジー」(40ml/15,750円)です。もともとエピステームは「糖化に注目したスキンケアライン」として注目を集めていましたが、さらに糖化対策のほかに、細胞エネルギーを高める「PQQ」を配合して、肌老化対策スキンケアとして万全&万能の製品を発表したのです。

洗顔後、化粧水などで肌を整え、エピステーム C デュアルエナジーを2プッシュ。ピンクと乳白色のエッセンスを手のひらで合わせてから肌にやさしくなじませます。すぐに肌がしっとりとしてちょっぴり肌が膨らんでモチモチした感触になるのがうれしいです! ガイドはほうれい線やあごのラインが気になるので、首筋にもしっかりとなじませると、肌が元気に引き締まった感じになり、翌日の朝、化粧ノリがバッチリよくなって、朝からハッピーな気分です!

30代、40代のエイジング肌が気になるモニター27人が1日2回8週間使った感想では全員が「効果があった」、85%が「ハリ、弾力がアップした」と回答しています。実際に水分量もアップし、キメも整っていることもわかりました。

肌やせ対策には抗酸化スパイス入りカレーを

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シナモン、パプリカ、ローズマリー、オレガノ、ガーリックパウダー、ターメリックの抗酸化力で肌やせ知らずに!

さらに肌やせ対策としてガイドがおすすめなのは、スパイスの力を取り入れること。最近の研究データでは、シナモン、パプリカ、ローズマリー、オレガノ、ガーリックパウダー、ターメリックなどの6種類のスパイスが体のサビともいえる活性酸素を取り除いてくれるということが報告されています。(Journal of Nutrition, 2011 Aug.)

そこでおススメは、この6種類のスパイスを使ったカレー。市販のルーで作ったカレーにこれらのスパイスを「チョイかけ」するもよし、最初からオリジナルのカレールーを作るも良しです。カレーのご飯は、白米よりも、黒米、麦ごはん、雑穀などを入れて、少しでも糖の摂り過ぎによる糖化を防ぎましょう。

筋肉でミトコンドリアを元気に!

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運動もミトコンドリアを元気にして肌やせを防いでくれる大切な要素です

もうひとつ、運動もミトコンドリアの機能を老化させないために大切です。特に筋肉の細胞にあるミトコンドリアは、年齢を重ねても若い人の細胞のミトコンドリアと同じように働いてエネルギーを作り出すことが報告されています。(PLos One,
2010 May)

このことから、筋肉細胞を減らさないように運動することが若さを保つ秘訣だといえそうです。

注意してほしいのは、極端に疲れたり、運動すること自体がストレスを引き起こすようなトレーニングは、活性酸素を作り出してしまい、細胞にダメージを与えるために、逆効果だということ。軽く汗を流して心地よく眠れるような運動を毎日の生活に取り入れましょう。

ガイドのおすすめは、ヨガ、ピラティス、テレビ体操、早歩き、ジョギング、ストレッチ、ダンベル体操など。自分の好みに合わせて、トライしてみましょう。

このように、肌やせを防ぐためには、スキンケアだけでなく、食べ物や運動など、多面的なアプローチでケアしていきましょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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