1950年代の趣きを宿す名品の現代版
1950年に「モデル100」型の次期モデルとして販売された「モデル400」は、グリーンとクリアで構成される縞模様の胴軸が特徴的。それを原型としながら、わずかのデザイン変更を加えた1988年発売の「M400」も人気を博した。そのデザインは60年を経た今でも使われるほどの完成度で、ペリカンの象徴ともなっている。今ではカラーバリエーションも豊富で、シルバートリムの「M405」シリーズもラインナップされている。また同系列に位置づけられる「M800緑縞」も、多くの愛好家から絶大な支持を集める傑作。1997年に行われたドイツの専門誌による世界の万年筆人気投票においてペン・オブ・ザ・イヤーも獲得している。いずれのモデルも、流行り廃りとは関係なく使い続けられるマスターピースであり、ステータスをさり気なく主張できるデザインが絶妙。上質な書き味も含め、一度は実物に触れてみてほしい。
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