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ツイストリングノートを見やすくする差し替え活用法

中の紙を自由に足したり外したりできる「ツイストリング・ノート」。実は、多くのダブルリングノートと互換性があるので、中の紙をリフィルのように使うことができます。今回はいくつかのダブルリングノートで試してみました。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

自由に差し替え!LIHIT LAB.「ツイストノート」

リングノートは、紙面がフラットで書きやすく、折り返せば半分サイズにもなり、何かと便利に使えるノート。一方で、ルーズリーフはリングノートのように折り返すことはできないが、中の紙を自由に足したり外したりすることができる。それぞれ一長一短がある。

そんなリングノートとルーズリーフのいいところどりをしたのが、LIHIT LAB.(リヒトラブ)の「ツイストリング・ノート」だ。リングノートのように折り返すことができ、中の紙を自由に差し替えすることもできてしまう。

ツイストリング・ノートをさらに活用できるようになる「リングノート用リムーバー」

ツイストリング・ノートをさらに活用できるようになる「リングノート用リムーバー」


今回は、その「ツイストリング・ノート」をさらに便利に使えるようにする「リングノート用リムーバー」活用術をご紹介していく。

1/3インチピッチという国際規格

これまで「ツイストリング・ノート」は、同社が出していた専用のリフィルを使うしかなかった。実は、「ツイストリング・ノート」のリング穴は「1/3インチピッチ」という国際規格を採用している。「1/3インチピッチ」といわれても、なんのことやらと思われる方がほとんどだと思う。

「ツイストリング・ノート」(左)とダブルリングノート(右)のリング穴の間隔は「「1/3インチピッチ」で同じものが多い

「ツイストリング・ノート」(左)とダブルリングノート(右)のリング穴の間隔は「「1/3インチピッチ」で同じものが多い


これは、ダブルリングノートのリング穴として世界的に使われているものなのだ。ということで市場に出ているダブルリングノートの中の紙を「ツイストリング・ノート」に綴じ込むことができてしまう。ちなみに、全てのダブルリングノートとはいかず、中には「JIS規格」というものもある。

ダブルリングノートは、中の紙がガッチリと綴じられてそうそう簡単には取り外せない

ダブルリングノートは、中の紙がガッチリと綴じられてそうそう簡単には取り外せない


ダブルリングノートの紙を綴じ込むといっても、そもそも中の紙はガッチリと綴じ込まれているので、そう簡単に取り外すことはできない。そこでLIHIT LAB.では、それを外しやすくする「リングノート用リムーバー」というものを作った。

そうしたダブルリングノートをやさしく解体できるツール「リングノート用リムーバー」

そうしたダブルリングノートをやさしく解体できるツール「リングノート用リムーバー」


ダブルリングノートをスルスル解体!リングノート用リムーバーの使い方

リムーバーの使い方は、とても簡単。ダブルリングノートのリングにある境目を見つけ、そこにリムーバーのフックを引っかけ、手前にスライドさせるだけ。面白いようにリングが次々に開いていく。こうすれば、あとはリングのすき間から中の紙を痛めずに取り外せる。

【使い方と手順】
ダブルリングノートの境目

ダブルリングノートの境目


ダブルリングノートを開いて、リングの境目を確認する。

リムーバーでリングを外していく

リムーバーでリングを外していく


奥側のリングにリムーバーを引っ掛ける。

リムーバーは心地の良いスライド感がある

リムーバーは心地の良いスライド感がある


リムーバーを手前にスライドさせ、リングを開いていく。

閉じていたリングがこのように開く

閉じていたリングがこのように開く


リムーバーですべてのリングを開く。

ノートの中から紙をキレイに取り出せる

ノートの中から紙をキレイに取り出せる


リングノートから紙を傷つけず、キレイに取り出すことができる。外した紙は好みのノートにリフィルのように足すことも。

 

ダブルリングノートを分解!リフィルのように活用

私は今回、コクヨのキャンパスノート、エトランジェコスタリカのノート、ライフのクリッパーノートを購入して試してみた。先ほども触れたが、ダブルリングノートの中にもたまに「ツイストリングノート」と互換性のないリング穴の場合もある。

今回試したダブルリングノートundefined3冊。右からコクヨのキャンパスノート、ライフundefinedクリッパー、エトランジェコスタリカのダブルリングノート。

今回試したダブルリングノート 3冊。右からコクヨのキャンパスノート、ライフ クリッパー、エトランジェコスタリカのダブルリングノート。


私は店頭で「ツイストリング・ノート」のリフィルとダブルリングノートのリング穴を比較してピッタリと合うものを選んだ。実際に解体して、「ツイストリング・ノート」にセットしてみると、なるほどピッタリとセットすることができた。

解体したコクヨundefinedキャンパスノートの紙はご覧のとおり「ツイストリング・ノート」のリングにセットできた

解体したコクヨ キャンパスノートの紙はご覧のとおり「ツイストリング・ノート」のリングにセットできた


左側がセットしたコクヨのキャンパスノートの紙

左側がセットしたコクヨのキャンパスノートの紙


このようにピッタリセットできる

このようにピッタリセットできる


細かく見ると、コクヨのキャンパスノートは角が丸くなっている

細かく見ると、コクヨのキャンパスノートは角が丸くなっている


ライフのクリッパー(写真下側)は紙のサイズがやや大きかった

ライフのクリッパー(写真下側)は紙のサイズがやや大きかった


エトランジェコスタリカ(写真下側)もやや大きかった

エトランジェコスタリカ(写真下側)もやや大きかった


ただ、いずれのダブルリングノートも穴の間隔はたしかに同じだが、穴の大きさは「ツイストリング・ノート」よりもやや小さい印象だった。

左が「ツイストリング・ノート」、右側上からコクヨのキャンパスノート、ライフundefinedクリッパー、エトランジェコスタリカ。リング穴の間隔は同じだが、一つ一つの穴の大きさは違っていた。

左が「ツイストリング・ノート」、右側上からコクヨのキャンパスノート、ライフ クリッパー、エトランジェコスタリカ。リング穴の間隔は同じだが、一つ一つの穴の大きさは違っていた。


というわけで、「ツイストリング・ノート」を使う際に、もしお気に入りのダブルリングノートの紙があれば、それを解体してセットして使うこともできる。また、普段はダブルリングノートを使い、それを「ツイストリング・ノート」に再編集してカテゴリーごとに分けるということもできるようになる。さらには、最近すっかりと定着したノートの「自炊」をする時にも便利だろう。

ダブルリングノートの紙を再編集して使うには、150枚も綴じられるリング径大きめの超厚型タイプを使うと便利。

ダブルリングノートの紙を再編集して使うには、150枚も綴じられるリング径大きめの超厚型タイプを使うと便利。


他社のダブルリングノートも選択肢になるので、これまで以上に幅広く「ツイストリング・ノート」を使えるようになる。それにしても、自社のリフィルだけでなく、他社のものも使えるように、ご丁寧にリムーバーまで用意してしまうとは、LIHIT LAB.はなんと太っ腹なメーカーなのだろう。

お気に入りのダブルリングノートの紙を、あたかもリフィルのように使うことができる

お気に入りのダブルリングノートの紙を、あたかもリフィルのように使うことができる


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