ステーショナリー・文房具
万年筆ブランドの歴史とフラッグシップモデル
人気の万年筆ブランドの歴史を紐解き、フラッグシップモデルを紹介します。
記事一覧
ラミーの歴史と万年筆
ガイド記事土橋 正多彩な才能と共鳴して孤高のデザインを創出創業者のカール・ヨセフ・ラミードイツの古都、ハイデルベルグで家族経営の独立企業として1930年に創立されたのがラミー。ただしブランド名としての「LAMY」は1952年にスタートしている。そして「ラミー27」万年筆の登場によってその躍進性と先進性が広く知られるこ...続きを読む
ペリカンの歴史と万年筆
ガイド記事土橋 正現代でも息づく時代を越えた万年筆創業した19世紀当時のペリカン本社宮廷画家を父に持つカール・ホーネマンが、ドイツのハノーバーで1832年に絵具の製造を始めたのがペリカンの起源。1863年に経営に参加したギュンター・ワーグナー家の家紋をデザイン化して商標登録した。その後インクを中心に展開し、筆記具の製...続きを読む
パーカーの歴史と万年筆
ガイド記事土橋 正アロー(矢羽)クリップは信頼性の証しマッカーサー総司令官が太平洋戦争終結文書に署名する際にもパーカーの万年筆が使用された「優れたペンを作り上げること」。それが創業者、ジョージ・サッフォード・パーカーの唯一の望みだった。そして、初の特許モデルである「ラッキー・カーブ・ペン」を引っ提げて1888年に創業...続きを読む
セーラー万年筆の歴史と万年筆
ガイド記事土橋 正世界と勝負できる国内生産の万年筆セーラー万年筆の創業者である阪田久五郎海軍の技師が阪田久五郎に贈った当時最先端の万年筆。そんなイギリス留学のお土産が、セーラー誕生のきっかけになった。後にセーラー万年筆を創業する阪田久五郎は、金属文具工場を経営していた兄・斎次郎に協力し、国内初の金ペン生産を実現したの...続きを読む
ファーバーカステルの歴史と万年筆
ガイド記事土橋 正スタンダードを確立した老舗ブランド4代目当主のローター・ファーバーもともと家具職人だったカスパー・ファーバーが鉛筆職人に転身したのは1761年のこと。地元商人との取引からスタートしたが、その評判は自然と広まっていった。息子のアントン・ヴィルヘルム・ファーバーが2代目として事業を引き継ぐと、ドイツのシ...続きを読む
パイロットの歴史と万年筆
ガイド記事土橋 正世界に誇れる万年筆を追求創業当時の株式会社並木製作所1918年に日本橋で創業した並木製作所は、会社の伸展にともなって1938年にパイロット萬年筆と改称。その背景には、並木良輔と和田正雄というふたりの創業者で果たした夢があった。1925年4月、国産金ペンの蒔絵万年筆とともに横浜港から出港したことで、「...続きを読む
クロスの歴史と万年筆
ガイド記事土橋 正特許が証明するオリジナリティ創業者のアロンゾ・タウンゼント・クロスが取得した最初の特許証明書(英国ビクトリア女王の標章)1846年に創業したクロスは、アメリカでもっとも長い歴史を誇る筆記具ブランド。創業者のアロンゾ・タウンゼント・クロスは、シャープペンシルの先駆けとなった「繰り出し式ペンシル」や、ボ...続きを読む
ウォーターマンの歴史と万年筆
ガイド記事土橋 正革新し続ける「近代万年筆の祖」かつてのポスターからも、ウォーターマンのクリエイティビティが見て取れるルイス・エドソン・ウォーターマンが、世界で初めて“毛細管現象”を応用したインク機構を生み出したのは1883年のこと。そこから万年筆の歴史が始まったと言っても過言ではない。ウォーターマンはその後も、数々...続きを読む