ステーショナリー・文房具
ボールペンブランドの歴史とフラッグシップモデル
人気のボールペンブランドの歴史を紐解き、フラッグシップモデルも紹介します。
記事一覧
ロットリングの歴史とボールペン
ガイド記事土橋 正正確で美しい線を描き出す唯一無二のペン創業当時に発売された「ティンテンクリ」のポスターロットリング創業者のウェルハム・リープは、アメリカ旅行で立ち寄って産業博覧会で、一風変わったチューブラ(パイプ状)ペンと出会った。ドイツに帰国してそのペンをヒントにチューブラ万年筆を生み出したのが、ロットリングの生...続きを読む
ペリカンの歴史とボールペン
ガイド記事土橋 正いち早くブランド化された由緒ある筆記具ブランド名の由来にもなった、ペリカンの母子をモチーフにしたギュンター・ワグナー家の家紋ペリカンの起源は、ドイツのハノーバーで1832年にカール・ホーネマンが絵具を製造したことから。その後、1863年に経営に参加したギュンター・ワーグナー家の家紋をデザイン化し、当...続きを読む
パーカーの歴史とボールペン
ガイド記事土橋 正万年筆だけでなくボールペンでも紡いできた歴史創業者、ジョージ・サッフォード・パーカーパーカーは1888年に創業。初の特許モデルである「ラッキー・カーブ・ペン」により、万年筆が常に抱えていたインク漏れという問題を解決し、厚い信頼を獲得した。「優れたペンを作り上げること」という創業者、ジョージ・S・パー...続きを読む
デルタの歴史とボールペン
ガイド記事土橋 正ビスポークのスーツのように、味わいと品質を兼備厳選した最高級の素材で仕立てた筆記具は、手にするだけで上質な気分デルタが創設されたのは1982年。比較的最近だが、南イタリアのパレーテが発祥地とうことで、アルチザン(伝統職人)による最高水準の製品づくりを目指している。その品質が認められ、1994年にナポ...続きを読む
ゼブラの歴史とボールペン
ガイド記事土橋 正一世紀近く愛され続けてきた斑馬ゼブラの創業者、石川徳松ゼブラの創業者である石川徳松によって、国産初の鋼ペン先が開発されたのは1897年のこと。そして1922年には、それまでイギリスから輸入していた原料の鋼板も国産に切り替えた。ちなみに、ゼブラという名前が商標登録されたのは1914年で、たまたま読んで...続きを読む
セーラーの歴史とボールペン
ガイド記事土橋 正世界に打って出るための国産筆記具創業当時のセーラーの正門前イギリス留学のお土産。それがセーラー誕生の契機となった。海軍の技師から贈られた当時最先端の万年筆に刺激を受けた阪田久五郎が、金属文具工場を経営していた兄の斎次郎と協力し合いながら、日本初の国産万年筆の生産を漕ぎ着けたのだ。ちなみにセーラーとい...続きを読む
クロスの歴史とボールペン
ガイド記事土橋 正特許技術がもたらす老舗メーカーの機能性創業者、アロンゾ・タウンゼント・クロスアメリカでももっとも長い歴史を誇る筆記具ブランドがクロス。1846に設立された。創業者のアロンゾ・タウンゼント・クロスは、筆記具のデザイン・機能分野で多くの特許を取得していることでも有名。シャープペンシルの先駆け「繰り出し式...続きを読む
カランダッシュの歴史とボールペン
ガイド記事土橋 正“鉛筆”という名を持つ上質な筆記具創業当初のジュネーブの本社精密な機械式時計が有名なスイスだが、その品質や職人魂はステーショナリーにも見て取れる。代表のひとつがカランダッシュの筆記具と言えるだろう。創業者はアーノルド・シュバイツァー。1915年創業のエクリドール鉛筆製造所を、創業者のアーノルド・シュ...続きを読む
エス・テー・デュポンの歴史とボールペン
ガイド記事土橋 正エレガンスを具現化するメーカー創始社のシモン・ティソ・デュポン僅か25歳の青年が高級レザーグッズの工房を開いたのは1872年のこと。スケッチを基に折り畳み式の札入れやデスクパッドを制作していたところ、その出来栄えの良さから瞬く間に愛好者が広がっていった。20世紀初頭には、高級レザーを使用した旅行バッ...続きを読む
ウォーターマンの歴史とボールペン
ガイド記事土橋 正美しいライティング・ジュエリールイス・エドソン・ウォーターマン1883年、“毛細管現象”を応用した世界で初めてのインクシステムをルイス・エドソン・ウォーターマンが生み出した。万年筆の歴史はそこがスタート地点と言うことができる。ウォーターマンはその後も、万年筆にいくつもの発明を注いできた。1905年に...続きを読む