豪快に混ぜる魚生で祝う 、シンガポールの旧正月(春節)
旧正月のあいだに何度も食べる人も多い「魚生」(ユーシェン/ローヘイとも)。普段あまり生魚を食べないシンガポールの人々もこれだけは別!
まず、食材を一品ずつ大皿に載せていきます。そのとき、同時に「縁起のよい言葉」をかけるのがポイント。たとえばオイルを置くときは「萬事如意」(すべてが思い通りにいきますように)、ライムなら「大吉大利」(幸運が訪れ、繁盛しますように)といった具合。すべての食材を載せたあとは、テーブルを囲んでいる全員で、各自願いごとを口にしながら、グシャグシャとかき混ぜます。少しくらいテーブルが汚れても気にせずに。地元の人にならって大胆に混ぜちゃいましょう。
魚生は旧正月の時期ならどの中華料理のレストランでもメニューにありますし、家で食べる人もいます。また魚生にかぎらず、レストランでは旧正月の特別メニューを用意することが多く、フカヒレやアワビなどの高級食材を使った豪華な食事も味わえます。もともと外食が多いお国柄ですが、やはりこの時期のレストランは普段以上に混み合います。
この時期、市場やスーパーに行けば必ず見つかるパイナップル・タルト
<世界の正月料理>