ロシア版餃子とロシア産ワインで乾杯、ロシアの正月
ロシア風水餃子、ペリメニ。たっぷりの湯で茹で、すくって食べる
ロシアではユリウス暦(旧暦)の正月にあたる1/13、14を祝う人も多くいるので、新年から旧正月までずっと正月気分が続きます(しかも1/7はロシアのクリスマスもあるのでなおさらです)。ちょっとうらやましいですね。もともとお酒に強い人も多いお国柄ですが、この時期はとくにみんなよく飲んでいるようです。
7つのSを飾ってお祝い、イランの旧正月(ノウルーズ)
イランの正月はノウルーズと呼ばれます。3,000年もの歴史を誇るゾロアスター教の正月で、春分の日(3/21前後)から13日続きます。特筆すべきは「ハフトシン」と呼ばれる正月飾り。「ハフト」は7、「シン」はSの意味で、Sではじまるものを7つ用意します。具体的には、サブゼ(麦や豆を発芽させたもの)サマヌ(麦芽のお菓子)、セッケ(硬貨)、シーブ(りんご)、シール(ニンニク)、セルケ(酢)、スーマック(植物)など。それぞれ、健康や富などを象徴するものになっています。
ノウルーズの期間は親戚や友人の家を訪ね、忙しく過ごしますが、年越しは家族と迎える人が多く、年越し前の最後の食事には、「サブズィポロ」(香草の炊き込みご飯)と「マーヒー」(魚)が食べられます。
<世界の正月料理>