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二世帯住宅で暮らす/上手な二世帯同居のコツ

二世帯生活を上手に送るヒント~その2 同居していない親とのおつきあい(2ページ目)

結婚すると4人の親ができることになります。特に、二世帯住宅の場合、同居していない親とのつきあいが大切。そこで、気をつけなくてはいけないポイントを整理してみました。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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同居・親世帯が注意すること

●子世帯に気を使わせない 子世帯が、別居の親元へ帰る時・一緒に出かける時などは、気持ちよく了解してあげましょう。また、息子夫婦同居の場合、子世帯奥様が気晴らしにひとりで実家に帰りたいと言うこともあるかと思いますが、こんな時もこころよく出してあげることを忘れずに。

●別居・親世帯への配慮 同居していない親が訪ねてきた場合、余計な気遣いをさせない配慮が必要です。例えば、息子夫婦同居で子世帯奥様のお母様が訪ねてきた時など、ふだん一緒に住んでいない娘とのんびり話したいこともあるものです。子世帯ご主人の親は、挨拶程度に控えて退席するなどの配慮も必要です。

●お祝い事は両家で お正月など年に一度の行事は、子世帯から「今年はあちらの実家で過したい」とは言い出しにくいものです。お正月は一年づつ交互に過すなど、親世帯から提案してあげたいものです。特に、孫の七五三や入学祝いなど一度しかない行事は、先方の両親も誘う気配りが欲しいですね。

●兄弟姉妹の干渉は控える 同居している親子間でトラブルがあった時など、とかく他の子供(兄弟姉妹)に相談を持ちかけがちです。しかし、息子夫婦同居の子世帯妻・娘夫婦同居の子世帯夫にとっては血族ではありません。そのため、相手の兄弟姉妹が介入すると、阻害感を感じてしまうこともあります。二世帯間の問題は二世帯の責任とし、外に住む子供(兄弟姉妹)の干渉は控えるようにするのが原則です。

●兄弟姉妹の訪問は節度をもって 同居している息子・娘のほかに兄弟姉妹がいる場合、彼らにとってそこは“実家”となるため、気軽に訪れてくるものです。しかし、いつでも兄弟姉妹が顔をだし、大きな顔をしているのも考えもの。お嫁さん・お婿さんにとっては気を遣う相手であることを察し、度が過ぎることのないよう注意しましょう。


別居・親世帯も気配りを

息子や娘に会いたいがため、むやみやたらに「帰って来い」と言ったり、訪ねて行った時に相手の親世帯に挨拶もしないなどはルール違反です。お互いの両親が仲良くしてくれることが、子世帯にとっては一番のプレゼントです。相手の両親への気配りも忘れずにしたいですね。


プランニングでの配慮

以上の様に、両世帯の親とバランスよくつきあうためには、いろいろと気遣いが必要です。しかし気遣いだけでは解決しないことも...。そこで、プランニング上でおすすめしたいのは“サブリビング”。共用二世帯住宅でも、親世帯・子世帯それぞれにくつろげる専用のスペース=サブリビングを確保しましょう。小さくてもお互いの世帯専用のリビングスペースがあれば、それぞれの世帯でくつろぎたい時だけでなく、別居している親族とのつきあい・友達を招く時など気遣いが軽減され、何かと都合が良いものです。

また、それぞれの親族が泊まることもあるでしょう。そのためのスペースも考えておかなくてはならない項目のひとつです。スペースの制約などで大半が共有の二世帯住宅の場合ほど、計画段階での検討が重要となります。二世帯住宅を計画する時は、このようなことも充分シミュレーションしてプランニングをしましょう。


いかがでしたか?親族との付き合い方は、それぞれの家庭によって千差万別。一概には言えないことも多々あると思います。しかし、いずれの場合も相手の立場にたって“思いやる気持ち”が一番大切ですよね。縁あって一緒になり、親族となったのですから、どちらの両親とも仲良くおつきあいしたいものですね。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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