文章:山口 由紀(All About「二世帯住宅で暮らす 」旧ガイド)
以前、当サイトでも“音”のトラブル回避のためのノウハウをご紹介しましたが、独立二世帯住宅とは言え、やはり生活の音は聞こえてくるものです。音は気配を伝えるもの!意外と気になるけれど、実は適度に必要ということも...。そんな意見を、二世帯同居経験者の声からピックアップしてみました。


日々の“音”は聞こえないのがベスト

生活音
上下階の間取りの関係を考慮するなど、プランニングの段階で気をつければ回避できる生活音もあります。
やはり基本的な生活音は、聞こえない方が良いとの意見が多数でした。特に、深夜帰宅の音や夜遅くに浴びるシャワーの音などは、相手世帯に聞こえていると思うと、とても気を使う結果になるとか。親世帯と子世帯では生活時間帯がどうしても異なるので、相手世帯に聞こえないような音の配慮は必要です。

そこで、気をつけたいのがプランニング。以前もご紹介しましたが、居間の下に寝室をつくらないなど「上下階の間取りの関係を考慮すること」、寝室の前を通らず浴室へ行けるように「ゾーニングで世帯間の動線を考慮すること」など、設計段階で考えられることがあります。さらに「床・天井・壁の材質」などで、より防音性を高めることが可能です。設計段階で、生活音の対策はしっかり計画したいものですね。


“音”だけでなく“臭い”も上に流れる吹き抜けに注意!

吹き抜けル
開放感がある吹き抜けですが、二世帯の場合は音や臭いが気になることも。よく検討して下さい!
事例をひとつ、ご紹介しましょう。二世帯住宅に建て替える前、べったり同居で上下階で住んでいた時(親世帯が下、子世帯が上)のこと。玄関に吹き抜けがあったため、2階にある子世帯の寝室まで1階の親世帯の声が筒抜けだったそうです。さらに、1階から炒め物や焼き魚の臭いが流れてくるのも、結構気になったとのこと。この奥様は「だから、二世帯住宅に建て替える時は、玄関の吹き抜けは止めようと思っていました。」と話して下さいました。

玄関は開放感がでるので吹き抜けを...と考える方も多いかもしれません。しかし、玄関が共用の場合、せっかく各居室のレイアウトを配慮しても、吹き抜けがあることで、音が筒抜けになってしまうことがあります。二世帯住宅では、ある程度生活を独立させていく上で、この点は気をつけたいポイントと言えそうです。


しかし、時には役立つ“音”もあるそうです。続きは次ページへ