文章:山口 由紀(All About「二世帯住宅で暮らす 」旧ガイド)
お盆休みに、帰省で三世代交流を楽しむのもイイですね。 |
今回は、そんな三世代交流の良い点に注目!首都圏に住む小学校高学年から中学生の子ども達を対象に、交流の実態と意識について尋ねた結果より抜粋してご紹介致します。
昔ながらの遊びを教わる楽しみ
まずは、祖父母との交流ということで“遊び”についてご紹介します。下のグラフは祖父母とよく一緒にした遊びを尋ねた結果です。Q:祖父母とは、どんな遊びを一緒にしましたか? |
資料提供:二世帯住宅研究所 ※グラフをクリックすると大きくなります |
集計は、同居形態別にグラフで表していますが、全体平均でみても、「すごろく・トランプ・カルタなどのゲーム」「お手玉・おはじき・あやとり・折り紙」「お絵かき・本を読んでもらう」がベスト3となりました。この結果から、孫の世界の遊びを祖父母が一緒に楽しむより、祖父母の親しんだ遊びを孫に伝えるというケースが多いことが伺えます。
◇二世帯住宅研究所の書き込みより
●10代男性 おじいちゃんに将棋を教えてもらって、小学校の将棋クラブに入りました。上級生にも勝てて嬉しかったです。でもおじいちゃんにはまだまだ勝てません。また今度教えてね。 ●20代女性 子供が3歳になり就学前には・・・と義両親との同居話が持ち上がってきました。TVや雑誌で繰り広げられる嫁姑争い話に右往左往していた私。そんな折、普段は家族との思い出話など全くしない主人が亡くなったおじいちゃん(同居)とすごした日々を話してくれました。宝物を一つづつ見せてくれる少年の目をして。(笑)子供のために同居はいいものかもしれないなと思い始めた今日この頃です。 |
このように、子どもにとっても祖父母との交流は、心に残る楽しい思い出となるものです。帰省の機会に、しっかり楽しい思い出をつくれると良いですね。
次は、祖父母から教わるお行儀についてみてみます。