育児の協力は「不在時」と「遊び相手」
では、いったいどのような内容の協力をしてもらっているのでしょうか?まずはじめに、『育児で親世帯に協力してもらっている項目』を子世帯にあげてもらいました。資料提供:二世帯住宅研究所 |
全体の回答としては、「不在時の世話」と「遊びの相手」の2つが圧倒的に多くなっています。 やはり留守の間に子供の世話や相手をしてくれるという協力が、一番助かるのでしょうね。では、これを同居形態別にみてみます。
資料提供:二世帯住宅研究所 |
息子夫婦同居、娘夫婦同居の違いを見ると、娘夫婦同居の「不在時の世話」と「食事の世話」の比率が息子夫婦同居に比べ高くなっています。娘夫婦の場合、気遣いが少ないせいか「食事の世話」まで気軽に頼めるということがあるのかもしれません。次は、就業形態別です。
資料提供:二世帯住宅研究所 |
妻がフルタイムで働く子世帯の場合「遊び相手」「不在時の世話」に加え「食事の世話」「送り迎え」の比率が高い傾向があります。ここでも親世帯が育児の多くの分野で共働きと子育ての両立を支えている実態がみえています。
次ページでは、子ども自身が祖父母との交流についてどう感じているか?についてみてみましょう。