買い物分担にも影響大のキッチンタイプ
続けて、普段の買い物についてです。基本的に別々なのか、協力はするのか、どちらか一方の世帯がメインとなっているのか、4つのパターンに分けて集計しています。分離度が高いほど、買い物も「基本的に別々」の割合が高く、内部行き来が不可のタイプは「時々協力」でも1割弱と、ごく少ない数値となっています。しかし、キッチンが共用のタイプになると、どちらか一方の世帯が実施するという回答がグッと高くなり、サブキッチン有りで約7割弱、無しの場合は約9割近くに達しています。キッチンの形態が、夕飯だけでなく買い物にも大きな影響を出すようです。また、買い物はそれなりに重労働のためか、傾向としては子世帯が担当するケースが多くなっています。
共用スペースの掃除分担は、玄関の数が決め手
次は、共用スペースの掃除についてみていきます。全体の集計結果では、「基本的に親世帯」が34.2%、「基本的に子世帯」が13.9%となり、10年間を通じ、次第に親世帯に分担がシフトしてきている傾向がありました。では、建物分離度別による違いはどのようになっているでしょうか?Q:共用スペースの掃除はどのように分担していますか?
建物分離度と分担がきれいに比例しています。独立玄関のタイプでは「基本的に別々」が多いのに対し、共用玄関の二世帯では「基本的に親世帯」、単世帯タイプでは「基本的に子世帯」が掃除を担当するケースが多いように、玄関の専用/共用による影響が大きい傾向が伺えます。
続けて、洗濯・ゴミ出しをチェックします!