薬膳料理/夏の薬膳・薬膳レシピ(夏バテ・熱中症対策)

夏バテせずに、パワフルに過ごす!~夏の薬膳~(2ページ目)

ギラギラと照りつける太陽に、肌にまとわりつく湿気……。蒸し暑い日本の夏、ついつい冷たいビールやさっぱりとしたそうめんに手が伸びてしまいがちです。夏にオススメの食材や夏バテ対策で元気に過ごしましょう!

杏仁 美友

執筆者:杏仁 美友

国際中医師 / 漢方・薬膳料理ガイド

夏の薬膳をつくるコツ

■熱を冷ます作用のあるものを摂る
ほてったカラダをクールダウンさせるには、カラダの熱を冷ます寒涼性の食べものがオススメです。夏野菜を有効的に利用したり、解毒作用のあるものを摂取しましょう。

例)緑豆、小豆、緑茶、にがうり、きゅうり、とうがん、トマト、スイカなど

■水分を補うものを摂る
汗をたくさんかくので、失ったミネラルを食材で補給しましょう。また、収れん作用があるので、酸味を少々加えても。

例)きゅうり、トマト、くわい、長いも、梅、レモン、スイカ、梨など。

■精神を安定させるものを摂る
夏の暑さでイライラしたり、精神活動にも影響が出ます。心を落ち着かせる作用のあるものを紹介します。

例)小麦、なつめ、ハスの実、ゆり根、鶏卵、うずらの卵、牛乳、内臓のハツなど

■気を補うものを摂る
汗をかくと、一緒に“気”も出てしまいます。気はカラダを動かす原動力。夏バテしないように、元気パワーをチャージする食材を食べましょう。また、旬の食材も“気” がたくさん入っています。

例)そら豆などの旬の豆類、かぼちゃ、鶏肉、お米、あじ、いわし、かつおなど

夏冷えしないコツは、汗をかくこと!

エアコンなどの冷房設備が整っている現代、“夏冷え”が増えています。カラダを冷やしすぎたり、汗をかかない状況が続くと、体温調節ができず、自律神経にも悪影響が。こんな場合、しょうがや山椒、唐辛子などの発汗作用のあるものを取り入れましょう。
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